チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

ゴミ

久々にアメリカで生活するようになって、以前には気づかなかったことに気づいている。
一つはゴミについて。

1.ゴミを出す時間
   この地域では、朝6時までにゴミを出さなければならない。
   なので近所はみんな前日の午後5時ごろから出している。
   ゴミの日は カンもビンも ダンボールも 全部 同じ日、つまり週に1回と決まっている。

   日本では、燃えるゴミが 月 水、
        燃えないゴミが 火、
        無色のビンが 第一木、有色ビンは第3 木
        ペットボトルは 第2、第4 木     などなどなどなど・・・・
   ややこしくて、いつも冷蔵庫にカレンダーをはって 頭痛の種だった。
   しかも、朝6時以降に出さなければならない。
   前の夜から出そうものなら、猫や野良犬、カラスの被害が出るので、絶対ノー!

   こちらに来てから、月曜日の夕食後、たっぷりと余裕をもって、
   ガレージでゴミとリサイクルを分けながら、夜の9時にはゴミを出し終える。
   私にとっては 非常に楽である。

   それに、自宅前に出しておけば、一軒一軒取りに来てくれる。

2.ゴミの分け方
   アメリカでは、生ゴミを細かく砕いて流しから下水に流す「ガーベッジ・ディスポーザル」が、
   どのキッチンにもついていて、肉、卵の殻、玉ねぎの皮など 流せないものもあるが、
   ほとんどの生ゴミは、シンクの底についている機械で、ガガガーっと砕いて流す。
   そのため、ほとんど生ゴミというものが出ない。

   ゴミとして出すものは、ナイロン、発泡スチロール、肉や骨などが主流。

   リサイクルは、ほとんどの紙、ダンボール、缶、ビン、ペットボトルなど。
   リサイクル用に渡されている大きな容器に無造作に入れておけばオッケー。

   すごくシンプルになっている。

アメリカに来て、ゴミに振り回されていない自分を発見した。
そして、もっとリサイクルに熱心な自分を発見している。

それもそのはず。
日本とアメリカでは、根本的に大きな違いが 存在しているからなのだ!!

日本のゴミは市役所の管轄。
アメリカのゴミは、ゴミ専門の会社の管轄なのだ。

会社がやるからには、お客にわかりやすく、便利、合理的でなければならない。
料金は、それぞれの家庭が選ぶゴミ箱のサイズで決められる。(4つのサイズの選択肢がある)
うちの場合は、標準で1月18ドルのゴミ箱を契約し、配達してもらった。
月に4回 そのゴミ箱におさまるように出せば、18ドルですむ。

リサイクル品は、量は決められていない。いくら出してもいいのだ。

18ドルのゴミ箱は、ちょっと小さめかなと思うぐらいなので、少しでもゴミをたくさん入れるには、
ちょっとした紙類なども、リサイクルに心がけるようになった。
ゴミ箱に入らない分は 余分に加算される。

知らず知らずのうちに 環境思考になっていくという具合。

一方 日本では、行政がゴミ収集を行っているので、
私たち住民は 言われるがままに従わなければならない。
ややこしくても、めんどくさくても、お上が安くでやってくれるのだから、
文句を言ってはならないという感じというべきか。

いろいろと合理的で、なじみやすい生活だと思う。