チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

アメリカ コロナの現状 一つの側面

私の住むワシントン州では、コロナワクチンの接種がすすみ、

16歳以上の大人の70%が すでに最低1回のワクチン接種を受け

集団免疫が獲得されつつあるとして、

インズリー州知事が 6月30日までに

「すべての制限を取り除く」と発表した

 

近所のスーパーでは 入口のサインが、これまでは

「マスク着用、義務化」Face mask requiredとなっていて

マスクなしには入店できなくなっていたのに対し、

先週から、

「ワクチン接種を受けてない人に限り、マスク着用」と

サインも変わっており、

客たちのほとんどが マスクをしていなかったので 驚いた

 

ワシントン州では、最初にコロナ菌感染の死者が多数出て

アメリカ中の注目を浴び、国民にショックを与えたが

それ以降、州政府の敏速な対応で

コロナ対策に当たっていたため、

1年半の格闘の末 すべての規制が取り払われることになった

 

ワクチンを受けていれば、

コロナ以前の生活に戻ることが許されるようになる

 

 

AP(Associated Press)の報告によれば

アメリカでの1日の死者数は 約300人まで下がってきている

 

そして驚くべき報告は

5月のコロナ感染入院患者数が 85万3千人のうち、

ワクチン接種をしていたのに感染した患者が 1200人と

ワクチンを受けていれば コロナで入院する可能性が、

わずか 0.1%の確率だということがわかっている

 

すなわち、ワクチンを受けていれば

99,9%の確率で 感染で入院することはないという結果に・・・

 

また、5月の死者が アメリか全国で18000人だったのに対し、

ワクチンを受けていたのに亡くなった患者は 150人であったとし、

ワクチンを受けていた患者の死亡確率は、0.8%で

すなわち、ワクチンを受けていれば、

死亡確率は、1%未満となるという結果が出ている

 

アメリカ国内でも、地域によっては

ワクチンに疑惑や恐れを持つ人が多く、

接種率が伸び悩んでいるが

個人的には、これらの結果を見ても、

接種することが望ましいのではないかと思っている

 

現に、私の職場の医療現場(在宅ホスピス)でも

昨日 突然にスタッフミーティングが招集され(オンラインだけど)

これからは、フェイスシールド(プラスティックの顔覆い)を

つけなくてもよいとの辞令が出た

 

まだマスクは着用しなければならないが、

それでもフェイスシールドをつけなくてもよくなっただけでも

チャプレンのケアーにも違いが出てくるため

一歩通常にもどった感じ

 

日本の母も80歳を超えているため 高齢者枠ということで

先週2本目のモデルナワクチンの接種を受け終えたとの

知らせがあった

 

日本でもこれからワクチン接種が受け入れられて

通常な日常生活に戻ることができたなら

幸せ度も向上することだろうと思う・・・