チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

コロナウイルスの影響 その3


アメリカでは 全米で自宅待機命令が出されているが
全州で徹底されておらず、9の州では まだ実施されていない。

すでにホットスポットと呼ばれるニューヨーク、ロス・アンジェルス、
ニューオリンズなどからは その深刻さが報道され、
一日も早い段階で、全米で徹底的に施行されるべきだとの意見が
毎日のニュースで飛び交っている

日本でも同じような対話がなされているようだけど、
やはり、日本とアメリカの違いもあり、大きな温度差を感じている

アメリカでは1日に800人から1000人の死者がでるようになったが、
ここ3週間前までは ニューヨークですら、
市民にはそれほどの緊張感は なかったように思う

ところが、感染者の数が2-3週間前から激増し、死者の数も激増。
人工呼吸器は1台で2人の患者に使用し
これからは、助かりそうにないと見限られた患者は
人口呼吸器は最初から装着しないという医師らの選択が 
はじまろうとしているところまで来ていると報道されている



日本もそのような嵐の前の静けさのような状態にあるのではないかと
素人ながらに感じている

でも、Youtubeなどの報道や 日本の家族と電話で話していても
そのような実感はないようだ

『あっという間に アメリカのようになる可能性が大なのだから、
 外出しないように。』

『テスト数を抑えている日本では感染者数が少ないと油断をしているけど、
 症状のない感染者がたくさんいるかも』

などと、忠告しているのだけれど、
なかなか 深刻さを伝えるのはむずかしい

外食はもちろん禁止
公共交通機関(バス、電車)を使わない
病院やクリニックに行くのをしばらく止める(一番感染しやすいところ!)
それに、妹夫婦のところにも行かないで電話連絡だけにする
 (姪っ子たちは若くて行動自粛していないため)

など、母にきびしく伝えているけれど、
電話のたびに「今日 〇〇のところに寄ってきた」となどと言っているので、
こちらの警告には現実味がないのか、まだまだ温度差を感じている

日本が ホットスポット化しないことを祈っているが、
東京が緊急事態宣言を出し渋りして、
国民の命を最優先しているようには見えない

アメリカの二の舞にならないことを祈っている