チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

チャプレン・リトリート

先日、私の所属するホスピスが出費してくれて チャプレン・リトリートが行われた リトリートといえば、いわゆる修養会なので どこかの会場を借りて 講演会とかワークショップとかをするのがほとんどだけど、 今回のは 全然違った チャプレン全員でクジラ・ウ…

体の自由を失う意味

Nさんは 70代の白人女性 脳腫瘍でホスピスケアーを受けられている 脳腫瘍が神経を圧迫し、全身麻痺で ベッドの上に座ることしかできない状態 手足もほとんど動かないし、食事も自分ではできない けれども、彼女は頭脳明晰で、記憶力も抜群! 脳腫瘍のため顔…

アメリカ コロナの現状 一つの側面

私の住むワシントン州では、コロナワクチンの接種がすすみ、 16歳以上の大人の70%が すでに最低1回のワクチン接種を受け 集団免疫が獲得されつつあるとして、 インズリー州知事が 6月30日までに 「すべての制限を取り除く」と発表した 近所のスーパーでは …

熱波到来

もうすぐ 独立記念日。 ワシントン州(西海岸全体?)では 今週、熱波の影響で 歴史上 記録破りの最高気温が予測されている 42℃とか 45℃とか・・・・! それが今日、6月26日から 28日にかけて続くのだ シアトル近郊ではエアコンのない家も多く、 我が家もそ…

Sage Hills Trail  セージヒルズ・トレイル ハイキング

5月6日は私の誕生日。 「誕生日はどうしたい?」との夫の問いかけに、 「きれいな花の見えるハイキングに行きたい!」と私 それで、贅沢にも、5月6日は仕事の休みをとって 前日の夜から出かけ、 自宅から2時間半のところにある Wenatchee(ウェナッチー…

チューリップ満開

4月の終わりごろから、ぐんぐんと背が伸びていたチューリップが 満開となった~~ 夫がちゃんと肥料をやってくれていたので、 球根にも栄養が行っていたらしく、 去年と変わらぬ美しさだ 大きな植木鉢に植えた色とりどりのパンジーも 一度は鹿に食べられて…

一人ぼっちの死

Mさんは29歳の黒人女性 2年前に 白血病と診断され、 ここ2か月前から急激に病状が悪化してホスピスケアを受け始められた 自分の病気は深刻なものだと伝えても、 兄弟たちは受け止めてくれず、 「気持ちの持ちようで何とかなるのだから」と言って あまり、…

突然の悲劇:叔母の死

年に1度くらいしか連絡を取り合っていない 福岡の田舎に住む叔母から 月曜日(3月29日)に手紙が届いた 1月に手編みのスカーフだのベストだの帽子だのを送ったので その礼状で、 きれいな文字で 元気でやっているとの叔母の近況が書かれてあった 叔母は、…

癒しの時間:観葉植物

今日、土曜日の休日は 一人時間 朝から車を走らせ、一度行ってみたかった隣町の苗木店を覗きに行ってみた すると、なかなかホームセンターでは売っていない種類の観葉植物たちが・・・ 可愛いらしい植物たちが それぞれに 「あなたの家に連れて帰って~~」…

元気な姿を記憶に残したい

Nさんは86歳の黒人男性。 アルツハイマーの末期でホスピスケアを受けられている 長年、教会の牧師として、神と人に仕えてこられた 奥さんも結婚して60年以上 一緒に教会で共に奉仕をされてこられたという 奥さんは、穏やかな話し方で ご主人のNさんがいつ亡…

もう一度 飛びたい

84歳の白人男性、Hさんはカクシャクとした紳士という感じの方 複雑な心臓病で独居ができないほどに病気が進み、 そのうえアルツハイマーの症状も出てきたこともあって、 東海岸から シアトルの娘ケイトさんの家に身を寄せられた そして、間もなく医者からホ…

さようなら、Aさん

Aさんは 89歳のフィリピン人男性 若いころフィリピンでは戦後ということもあって、 大変苦労をされ、貧困な生活をされていた 「ちゃんとした靴さえなく、ほとんど裸足だったんだよ」 と当時のことを話してくださった 19歳で、同い年の奥さんと結婚され 5人の…

今日は、詩を紹介 ひとつ 私が死んだその時 君のもとに戻ってくる努力をするよ できるだけ速く。 そんなに時間はかからないと約束する。 私の死んでいく瞬間瞬間、 もうすでに私は君と一緒にいるのは真実だろう? 君のもとに戻ってくる すべての瞬間に。 見…

それぞれの送りかた

ティームの看護士ミッシーからメールがあり、 「Jさんがチャプレンと話がしたいと言われているので連絡して」 とのことだった Jさんは、ホスピスケア―を受け始められた際、 スピリチュアルケアは必要ありませんと チャプレンの訪問を断られていたため 一度…

キトダイエット、フローズンヨーグルト

低糖質ダイエットを心掛けているのだけど、 アイスクリームは 糖分が高すぎるので、ご法度 そこで、キトダイエット(低糖質)のアイスクリームを作ってみることに・・・ ブルーベリーを煮て、 ホイップクリームや自家製のヨーグルト、 それにクリームチーズ…

アメリカ人、納豆を食す

夫が、これから毎日朝食に納豆をたべるという それって、日本人のようでないの? ところが、これを聞いて驚いた 「毎朝のオートミールの上に納豆のせてね~ オートミールと一緒に食べるから~」 とな こんな感じ~ 食べながら、 「こうやってオートミールの…

インスタントポットで 納豆!

納豆は日本人でも好き嫌いの多い食べ物 亡くなった最初の夫、ジムは私と共に日本に11年住んでいたが、 その間、納豆だけは・・・! と言って、食べられなかった ところが、住んでいるうちに、徐々に嫌悪感が無くなっていったようで、 最後の2,3年は 納豆を…

インスタントポットでヨーグルト

今回は夫がインスタントポットでヨーグルトを作るという 1ガロンのミルクを買ってきて、ポットに投入 一度沸騰させて、雑菌を殺す 冷ましてから、市販のヨーグルトを種として入れ混ぜ、 ポットをヨーグルトの設定で 10時間 すると おいしいヨーグルトの出来…

インスタントポットでチーズケーキ

さっそく、インスタントポットで チーズケーキを焼いてみた 圧力なべ機能でたったの30分で焼ける 何と言うことでしょう~ でも、鍋から出して冷まし、 冷蔵庫で1晩寝かせる時間がかかる・・・ ああ、早く食べたいわ~ 翌朝、型から取り出してみると美しいチ…

テンペ作りに初挑戦

インスタント・ポットが届いて数時間後には あらかじめ用意して置いた大豆を煮て テンペ菌を混ぜて、 ポットの中にセット (待ちきれず、大豆を用意しておいたのよね~~) 16時間後、仕事から帰ってきて ポットを開けてみると・・・ やった~ 白いフワフワ…

万能マシーン インスタント・ポット 登場

今日、我が家にインスタント・ポットが届いた 自家製のテンペ(インドネシアの大豆発酵食品)を作ってみたいと思って 作り方を調べているうちに インスタント・ポットを使ってみてはという結論にたどり着いたのだ 調べてみると、インスタント・ポットは 炒め…

Covid 19 ワクチン接種

医療関係者ということで、 Covid 19のワクチン接種の1回目が 12月31日、 そして2回目を今回受けた (モデルナ) 1回目の時は、 接種を受けた腕のところが痛く、腕を上げにくかったくらいで 他にはそれといった症状はでなかった ところが! 2回目を受けた後、…

隠された信仰

今日、新しくホスピスケア―を受けられることになった 患者さんのJさんとその奥さんのお宅を訪問させていただいた。 Jさんは90歳の白人男性でアルツハイマーの末期と診断された 奥さんと老人用アパートに住まわれている 所せましと様々な思い出の品々を飾った…

楽しい訪問

アメリカでは、ケアを必要とする老人のホーム: アダルト・ファミリー・ホームというものが 多い 普通の大きめの一軒家を州の規定に合わせて改造し、 6人のご老人まで受け入れることができ、 24時間の介護ケアを行っている 大きな老人ホームと違って アット…

自家製 ボディーローション

今日は久々に DYI (自家製)を楽しんだ 初めてのレシピに沿って ボディーローションを作ってみる 材料は、カカオオイル、シェアバター、アーモンドオイルなどなど 自然の乳化剤を加えて すべてを熱して溶かし、 熱湯を加えると 真っ白な液体に!!! それを…

Cさんの使命感

患者のCさんは 60代前半の白人女性。 全身ガンでホスピスのケアーを受けられている 60歳以上のものだけが入居できるアパートで独居 彼女はガリガリに痩せて弱っておられるけれど、 自分のアパートでは歩行もできるし、 ちょっとしたものなら 料理したりもす…

Nさん

Nさんは 小柄な67歳のインド人男性 心臓病の末期でホスピス・ケアを受けられている インド人と言っても、インド出身ではなく、フィジー島の出身 その昔、フィジーがイギリスの植民地だったころ 奴隷として多くのインド人が移住させられたらしい 私もアメリカ…

アメリカの現在 2021年

ブログを放置してしばらく経ってしまった 新年も開けたことだし、また書き始めようと思う 新年早々から アメリカは ご存じの通り、大変なことになってしまっている トランプは辞任するのか(しないだろうけど)、告訴されて職を降ろされるのか、 それとも亡…

アメリカの将来

このブログで政治についてはほとんど書かなかった 書かないことにしていた でも、今日は書こうと思う なので、私の政治に関するブログに興味のない方は 読まないでください 大統領選挙まで24日となった アメリカは大変なことになっている 現職大統領は、自分…

バケーション@イエローストーン

コロナ騒動が始まる前から 夫と合わせて日程だけは取っていた休暇 約10日間をどう過ごすのか、いろいろ考えた コロナ感染の危険があるから 家でのんびりしようか ちょこっと1日 海に出かけたりして普段できないことをして楽しもうか でも、夫婦でせっかく合…