チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています



今日は、詩を紹介

ひとつ


私が死んだその時

君のもとに戻ってくる努力をするよ

できるだけ速く。

そんなに時間はかからないと約束する。

私の死んでいく瞬間瞬間、

もうすでに私は君と一緒にいるのは真実だろう?

君のもとに戻ってくる すべての瞬間に。

見てごらん、

私の存在を感じてごらん。

泣きたくなったら、泣けばいい、

そして私も君と一緒に泣いていることを知っていてほしい

君の流す涙は、私たちを癒してくれるだろう

君の涙は、僕の涙なのだから

今朝私が歩いた地球は歴史を超越している。

春と冬はともに同じ瞬間に存在しているし

若葉と枯葉は本当はひとつ

私の足は不滅に触れ

私の足は君のものだ

さあ、私と一緒に歩きだそう

ひとつの次元に入ろう

そして冬に桜の花を見よう

なぜ死について語る必要などあるのだろう?

君のもとにもどるのだから

私には死ぬ必要などないのだ
 


ティック・ナット・ハン

 

(訳 Tororogirl)