日本一時帰国 １．本当のヒーロー
ブログをサボり続けて2ヶ月も経ってしまった・・・・・
また、ボチボチと日記を書き始めようと思う。
5月に日本に行ったところから、記憶をたどって、、、、、っと。
そう! なんと言っても、日本での一番大きな思い出は、ロックさんに会えたことだった！
ロックさんとは いつのころからか、お互いのブログを訪問するようになり、
いつも励ましをいただいているネット友達というべきか。
ＡＬＳという憎き病気がきっかけで こんなすばらしい出会いがあるとは・・・・なんという皮肉。
さて、はじめて実際にお目にかかったロックさんは、とても素敵な男性。
ブログの写真とたがわず、とてもハンサムで、男性としての威厳を感じさせる九州男児。
緊張していたこともあって、なんだか私一人べらべらと とりとめも無いことをしゃべってしまった。
ロックさんは文字盤を使って コミュニケーションされるが、
私は奥さんのようにうまくできなくて（もっともなことだけど・・・）すぐに奥さんの助けを求めた。
ロックさんの目は、的確に動いてひとつずつ文字を追う。
それを 抜群のチームワークで奥さんが 音を拾い上げていくのだ。
さすが、これこそアウンの呼吸ともいうものだろう。
もしジムの手が動かなくなっていたら、私もこんな風にできただろうか・・・？
思わず自分に置き換えて考えてしまった。
ロックさんの奥さんも色白でとても綺麗な方。
長年ロックさんの介護をされご苦労もおありだろうに、そんなことは感じさせない。
次女のお嬢さんと、息子さんにも会わせていただいた。
ロックさんご夫婦は私のために、特別に手料理を用意して待っていてくださった。
ロックさんがよく作っておられたというレシピから
「消防うどん」
「チーズ入りしそのおにぎり」
「キムチ」（ロックさん、ごめんなさい。キムチの名前忘れちゃった！）
ロックさんのブログにも紹介されているけれど、
実際にご賞味できたのは、この私だけ？？？ なんと光栄なこと！
２時間ほどお邪魔しただろうか、あっという間に時間がたってしまい、
せっかく奥さんもお休みの日だと言うのに 長居してしまった・・・・。
夫を天に送ってからＡＬＳと闘う方と会ったのは、私にとって今回が初めてだった。
ロックさんを伺う前には、どのような気持ちになるのか自分でも想像できず、多少の不安もあった。
けれど、毅然としてＡＬＳと闘う立派なロックさんと奥さんをお尋ねして、勇気が与えられた。
こういう人こそが本当のヒーローというべき存在だと思う。
何かのために一揆して その時だけ力を発揮するのではなく、
日々 実直に、生きるため努力をしつづけ、多くの人に本当の希望を与える人。
ロックさんにお会いしてから、ますます、早く医学が発達してＡＬＳの治療法が確立されることを願うようになったし、
必ずやその日が来て、ロックさんや、多くの患者さんが立ち上がることができるようになることを心待ちにしている。
この場をお借りして、
「ロックさん、奥さん、あの日は本当にすばらしいおもてなしをありがとうございました！」
また、帰国する時に、お邪魔してもよろしいでしょうか？ （あつかましくも！）
