チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

身障者用パーキング

日本で私の住んでいたところでは、
よくスーパーなどで 身障者用パーキングに、立ち入り禁止のコーン(大きな赤のトンガリ帽子)が
立ててあり、
「皆様のマナーにより、ご遠慮ください」などと書いてあった。
夫はまだ車椅子は使っていなかったものの、
もうじき、そうなるかもしれないと思っていたので、
おのずと、身障者用パーキングがどうなっているのか、気になってみてしまう。

一般車が、マナーをやぶって駐車しないように締め出しているのだ。

けれど、実際に身障者が駐車するには、
不自由な体で車から降りて、そのコーンをどかせ、
それから、改めて駐車しなければならないことになる!

なんという不条理!

アメリカでは、身障者パーキングはマナーではなく、義務であり、
違反すれば、450ドル(5万円)だったか、かなり高い罰金が課せられる。
(州によって法律が異なるため、罰金の額も違う)

もちろん、身障者パーキングに そんな大きなリスクを犯してまで、駐車する者はいない。
まあ、駐車場が広いため、それほど苦労しなくても
停める所くらいいくらでもあるからかもしれないが・・・。

先日、夫の身障者パーキング許可証をもらいに行った。
医者のサインがあれば、無料で8年間の許可が5分でもらえた。
8年後は、医者の証明なしで延期できると教えてくれた。
なんというスムーズさ!

これが日本ならば、きっと、さまざまな書類を提出させられ、
何週間か待たされて、有料でお上(オカミ)から出していただくのだろう・・・・。

アメリカでは、陸運局の支局が
ショッピングセンターの中などに点在しており、
買い物ついでに、住所変更、などの手続きが気軽にできる。

「ああだったらいいのにな」という希望が、
必ずかなうという感じの、合理的なアメリカ事情がかなり好きである。