チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

医療福祉

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                            (我が家の愛犬)


今日、やっと州の医療福祉の面接にこぎつけた。

面接員が 自宅に来てくれ、面接をしながら、書類をコンピュータに打ち込んでいく。

今日までに指示された様々な書類をコピーして待っていた。準備万端。

州のアドバイスとして、
家の名義、預金口座の名義、車の名義、株の名義など
すべての名義を妻(つまり私)に変え、夫には財産がない状態にするように指示された。

そうすることで、何かがあった場合、夫の財産が危うくなっても、安全だからという。
妻としての個人の立場を 守ってくれる内容でもある。

面接員に私たちの件を通すかどうかの権限が与えられているが、
州にすべての書類を通すためには、もう一度面接をして、完全な書類を仕上げなければならないという。

残念ながら、今日1日ですべては終わらなかった。また来週にでも来てくれることになった。

また、このプロセスを早める手として、夫のために介護人を週に1日雇うことを進められた。

介護人を必要とする難病患者のためには、州の医療福祉から料金が支払われるが、
介護人の料金が発生したとなると、妻の私も、介護人として認められ、
賃金が州から支払われるようになるという。

仕事がしたくても 外で仕事ができない私のような難病患者を抱える家族には、
介護人としての給料がもらえるシステムらしい。
そうなれば、多少なりとも収入となり、私たちも大いに助かる!

早く何とかなってくれないものか!!

ところで、この面接人、うちに来る1時間前に電話してきて、
「研修のため学生を連れて行ってもいいですか?」と聞いてきた。
「別に かまいませんが・・・。」と返事をしたときは、
てっきり若い20代の学生が来るものとばかり思っていた。

ところが、現れたのは、50ぐらいのおっさんで、
185センチ以上はある大柄に 長い髪をポニーテールに結んでいる。
どうも、転職のため、勉強しているようだ。

アメリカは、誰でも大学にいけるし、実際年齢に関係なく 学生をしている人が多いのに、
そのことをコロッと忘れてしまっていた自分がいた。

そういえば、私の夫も大学に入ったのが結婚してからで28歳のときだった。
大学院を卒業したときは、37の時だった・・・・。
ああ、なつかしーい!