チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

退役軍人の手当

昨日に続き、今日は退役軍人(ベテラン)の障害者の手当てのためのインタビューがあった。

身障者のことを思って、自宅まで来て、インタビューを行ってくれる。
これは、私たちにとって、非常にありがたいことだ。

インタビュアーのビルさんは、
ナナハンのような大きなバイクに革ジャンとブーツにヘルメット姿で登場。
白髪ヘアーで ひげをたくわえた 50代のとても感じのいい人。
この仕事をはじめて1年ほどだとか。

手続きを簡単にするため、私たちの話を聞きながら 自分で申請書に書き込んでくれる。
最後のサインのところだけ、本人がやれば済むことだ。

あと2枚だけ、書類をそろえれば 申請が完了となる。
手続きにかかる時間は、なんと早くて5日から5ヶ月の間とか!
5ヶ月もかかったら、その間どうしよう!!!

でも、今日の申請提出日まで さかのぼって手当てを出してくれるらしい。ありがたいこと。

私の印象では、
障害者手当てや 福祉の申請は、権利として認められているため、思ったよりもスムーズのよう。

必ず最初に、「いかなる状況においても、差別されてはならない。」との決まりの元に
手続きに当たりますという説明を受け、書類を手渡してくれる。

日本では、こちらから調べて聞かなければ、決して教えてもらえないこともあったし、
行政の方から 1歩進んで 導いてくれるということはなかった。

その点、こちらでは1本の電話から、あれよあれよと 話がすすみ、
何も知らない私たちにとっては、本当に助かる。

早く経済的に、安心できる状態になり、夫の治療に専念したいと思う。