チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

将来のこと

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昨日、ソーシャルワーカーのランスさんが訪問してくれ、1時間ほどミーティングをもった。

いろいろな事情がかさなり、障害者年金はもらえない可能性が高い。
これは、大きな痛手。

日本の障害者年金と少し違うようで、
アメリカの年金はかけていればよいというだけでは、支給資格がもらえず、
その年齢により、今年からさかのぼって何年かけていたかによって、決まる。

夫の場合、日本に11年間 住んでいたが、
最初の6年間は 日本の年金制度に加入していたため、アメリカでは払わなくてもよかった。
最後の5年間は 自営業者だったため、日本とアメリカ両国に年金を納めていたのだ。

夫の年齢49歳だと、過去10年間 通しでかけていなければもらえないと言う結論だ。
この制度に引っかかって、しまった。

夫が言うには、「17歳から年金をかけてきたのに、
  過去10年だけの記録しか 計算されないなんて、不公平」
「移民者など、40歳から10年だけかけた人がもらえて、
 30年近くかけてきた自分がもらえないなんて!」

ごもっとも。私も同感。

ともかく、経済的には、退役軍人の障害者手当てだけが、頼りとなりそうだ。
ところが、この手続きは、5日から5ヶ月かかると言われており、
そうしている間に、どんどん、経済が苦しくなるーーーーー!!

ともかくも、特別医療保険は降りたので、医療費は無料となった。感謝。


ランスは、将来のことを 堅実に考えなければならないことを、説得しようとする。
すなわち、夫が、個人差はあるが、全身麻痺になり、寝たきりになること。
そのためには、今の家では 生活できなくなること。
どうするのか、今すぐに決めなくてはよいものの、考える必要があると説得した。

ALSのプロの人とかかわると いつも直面させられる 悲しい現実。

夫は、できるだけこの家で生活でうきるように、努力するので、
妻の私にもそれを信じて、悪いほうに考えないようにと言う。

本当に、夫が 住みたがっているこの家を離れなくてもよいように、
体の機能が維持・あるいは改善されて、ここに住みたい。

神様の癒しの奇跡を 真剣に祈っている。