チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

呼吸困難

今日、障害者年金の取得のため、手伝ってくれる弁護士、サラ・ギャビンのオフィスに行った。
ビジネス街の立派なビルの中の一室に彼女は事務所を構えていた。

オフィスに通されて5分経つか経たないかというときに、
夫が、呼吸困難を訴え始めた。
「すぐに車に戻りたい」と言う。

話を始めたばかりだが、夫を車に乗せて、5分後に私だけ戻ってきて説明をきくことになった。

ところが、夫を車に連れて行くと、おさまるどころか、今まで以上に苦しみだしたのだ。
後部座席を倒して、横になれば楽になるかと、場所をつくるけれど、
苦しそうに、じっと座っていることすらできない。
そして、「家に帰りたい」と訴える。
仕方なく、帰宅することに。

帰宅の車の中で、夫は少し落ち着いたものの、かなり苦しそうだった。
結局、落ち着くまでに 家について2時間ほどかかっただろうか。
幸い、その後も何事もなく、過ごせた。

どうやら、弁護士の事務所は空気が薄い上に、窓が締め切られており、
汚れた空気がずっと回りまわっている感じ。

もう、夫にこんな苦しい目にあってほしくない。
出かけ先を、慎重に選ばなければならないと、思い知らされた午後となった。

サラ・ギャビンとは後日改めて、電話連絡することになった。