チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

階段リフトがやって来た!

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            リフトをつけてくれた工事のお兄さん(日系ハーフの男性)
        

今日、夫の待望していた階段リフト(電動)が ついに我が家にやって来た。
2人の若い男性が2時間ほどでつけてくれた。

思えば3ヶ月前まで、夫の体の機能はまだ動いていたほうで、
車椅子やウォーカーを使うのを とても躊躇していた。

ところが、最近は本当に体全体が弱っている。
特に階段の上り下りは 非常に危険で、体力を消耗してしまうため、心配だった。

降りるのはそうでもないが、上がるのが危険で、
一段一段、私が手伝って右足を持ち上げてあげなければ 登れなかったのだ。

それに2階につくころには、疲労困憊で、呼吸も上がってしまう。
一旦呼吸が不安定になると、落ち着くまでの間、表情も苦しそうで見ていられない。

でも、これからは、一人で好きなときに2階に行くことができるのだ。
ベッドで昼寝をしたり、CDを楽しんだりできる。

夫も嬉しい様子で、今日の午後だけでも3回行き来していた。

アメリカでは 障害者でも できるだけ インデペンデント(自立)な生活ができるため、
「あったらいいのにな」と思うものが 意外と手に入る。
日本ではなかなか個人の家では リフトをつけるのは難しいと思う。
いろいろな面で、恵まれている国であると思う。