チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

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恐るべし双子パワー

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                       めぼすけの愛犬

夫の双子の妹はいたっておとなしい、虫も殺さない優しい人。
今日も1日一緒に過ごした。

夫が話ができないので、もっぱら私とおしゃべり。
彼女は私と同じ手芸が趣味なので、私の編んだセーターなどを見せて、
ワイワイ、ガヤガヤ。

映画の話になると、
なんと、夫の好きな映画と 彼女の好きな映画は 同じだった。
それに映画俳優の好みも同じ。
考え方や、口癖のように話す言葉も 似ている。

「あなたたち、もしかして双子?」なんて冗談を言っていた。

彼らは高校を卒業後、離れ離れに暮らして ほぼ30余年。
4,5年に1回は再会していたものの、そんなに時間は共にしていない。

それなのに、やはり、聞けば聞くほど 「双子ってこんなんかなー」と思うことばかり。

夜も更け、彼女をホテルまで送っていく車中、介護の苦労をねぎらってくれた。
(実は、我が家には余分な部屋があるものの、まだ日本からの荷物が片付いていないため、
 近くのホテルに泊まってもらっている。・・・申し訳ない!)

車を降りがけに、
「私の愛読書なんだけど、○○っていう本、読んだことある?
 すごく慰められるすばらしい本だよ。」と言うではないか!

「それって、もしかして△△著の?」 と、私は ギョッと言う感じで驚いた。
 
というのも、その本は、結婚当初から(21年前)夫の愛読書でもあり、
「薄い本なのだが、すばらしい内容なので、いつか日本語に翻訳してほしい。」と
前々から言われていたからだ。

この世界に、何千万冊もあろう本の中で、
この二人が愛読書として読んでいる本が、同じもの。

私は、首の後ろの毛が逆立つ感じで 本当に驚いてしまった。
「あなたたち双子って、本当にすごいね!」と思わず感銘。

「へー、彼も愛読してたんだ!」と義妹も驚いていた。

帰宅後、夫に「彼女の愛読書、何だと思う? ○○だって!」と言うと、彼も すごく驚いていた。
そして、なんとも言えない嬉しそうな笑顔を見せてくれた。

恐るべし、双子パワー。

今夜は、日本びいきの彼女を連れて 回転すしを食べにでかけ、
これまで彼女が食べたことのないものを食べさせたりして、楽しかった。

彼女も、しばし家事から解放されて、一人のバケーションを楽しんでいる様子。

なによりも、夫がすごく喜んでいるので、私は感謝の気持ちでいっぱいだ。