チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

新しい車椅子

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先週、電話があり、
「ALS協会のローナーズ・クロゼット(無料貸し出しサービス)で、
 車椅子とウォーカーをお届けしますので、うちが貸し出しているのを 引き取りに行きます。」

以前、ALS協会のソーシャルワーカーのランスとの なにげない会話の中で、
「福祉会社から 車椅子とウォーカーを月ぎめで借りている」と言ったら、
「お金を出して、借りなくても、何とかなるから、待っていて。」と言っていたのだった。

あれから、しばらくたつので、忘れてしまっていたところに、電話があったのだった。

よく聞くと、「無料貸し出しサービス」を行っているのは、
有料貸し出しを行っている同じ会社ではないか!

夫は何も知らなかったが、日本を出発する前に 偶然この会社にインターネットで連絡を取り、
帰国当日、空港からその足で、車椅子とウォーカーを借りに行っていたのだった。

同じ会社の中に、有料と無料の両方を兼ね備えているなんて・・・・。不思議。

かくして、とても親切なおじさんが、「ピンポーン!」とやってきた。
そして、届けてくれた 車椅子とウォーカー。
なんと両方とも、新品ではないか!

お金を出して借りていたのは、古くて、かなり使い込まれていた商品だったのに・・・・。
ますます不思議。

電話口に出ていたキャシーという女性は、
「私が無料貸し出しの係りですので、何か必要なものがあれば、相談してくださいね!」と
 とても親切に言ってくれた。

アメリカは、国民保険がなく、その点では大変だという意識が強かったが、
キリスト教精神が根付いているため、
病院や企業が、慈善に力を入れていて、個人に何らかの形で手を差しべ手くれる。

本当に「すごい」。感動。

夫が快適に療養生活ができるのも、多くの人や、会社のおかげだ。