チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

キレーション2

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                    義妹の庭


金曜日 夫のキレーション(解毒療法)で 2度目の DMSAを投与した。
今度は前回の2倍で200グラム。(最高1500グラムくらいまで行くらしい)

気分が悪くなったりするらしいが、夫はエネルギーが衰える程度だった。
普段より ぐったりとしているというか・・・。

その日は 愛犬の体調が悪く 動物病院へ・・・。
日も暮れて帰宅すると、かわいそうに、夫はトイレに行った際に、
バランスを崩し床に倒れ込んだまま、自分では立ち上がれず、動けなくなって約1時間、
冷たい床に座って私を待っていた。

やっとのことで、まずトイレに座らせ、立ち上がらせることができた。
ところが、トイレのドアのところで、なんと、夫は 後ろ向けに 倒れてしまい、後頭部を壁に強打。
壁に穴が開いてしまった。

「キャー!!」私は 驚きと恐怖で大声で叫んでしまった。
叫びながら、「救急車 呼ぼう!」と言うも、
夫は、「大丈夫」「救急車は必要ない」との そぶりをする。

仕方なく、恐る恐る再度立たせて、やっとのことでソファーまで行った。

幸い、夫の後頭部は、無事のよう。
壁の素材が よほど軟らかいのか、夫の頭がよほど固いのか?
何度も何度も 彼の頭をチェック。

こちらは、生きた心地がしない。

その夜、夫がベッドに入る際に、
「このまま意識がなくなるなんてこと、ないよね。」
「絶対 ちゃんと起きてね。」なんて、変なことを言って 夫を困らせた。

このアクシデント以来、
できるだけ、夫のすべての行動に立ち会っている。
何かがあってからでは、済まされない。そんなところまで来ている気がする。

ところで、夫の後頭部には大きなコブのようなものがある。
私は そんなものが 前からあったとは思わないのだが、
本人は、「ずっと前からあった」のだと言い張っている。

変なところで強がっているのかな・・・・?