４Hクラブ

　　　　　　　　　　　　　左がジム　中央父　右　双子の妹マーガレット

ジムの父は、子供たちを４Ｈクラブに参加させ、自らも活動を指導していた。

４Ｈクラブとは、ボーイスカウトやガールスカウトのような団体で、青少年の教育を目的とした団体。
特徴は　農業活動にある。

ミッションで野菜を育てていたのも、その一環の一つ。
写真は、フェアーか何かで　ブースを出展していた時のものの様子。

そのほかにも、４Ｈクラブで廃品回収などを　クローチ家総出でやっていたらしい。
ジムはリヤカーのような一輪車を引かされて近所をまわり、
古新聞などの回収をしたらしいが、それがとても嫌だったと話していた。

けれども、彼は反抗するような少年ではなかった。
父の言うことを聞いて、何でも従っていたのだろう。

また、ジムは小学校高学年の時から、数年間　新聞配達のアルバイトをしていた。
学校が終わった後、夕刊を配って回る仕事。

一番困ったのは、集金のときだったらしい。
おとなしいジムが集金に回っても、
大人たちは「今、手元に現金がない」などと理由を付けてなかなか払わなかった。
それで、父について行ってもらったりしていたという。

苦手な大人のところには　行かずに　自分で新聞代を立て替えたりもした。
なんと、ナイーブな少年。