チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

追突事故

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                森林公園にたくさん咲いている片栗の花(白、ピンク、紫がある)


夕方、母を英語クラスに送っていく途中で、追突事故にあった。

赤信号で前の車と、私の車が止まっているところに、後ろから追突され、私はサンドイッチ状態に!

バックミラーで見ていたら、後続車が止まりそうもないので、あせったが、バシャーンと突っ込んできたのだ。
その勢いで、私の車が玉突き状態で、前の車に当たってしまった。

しばらく唖然として、誰も車から降りてこない。
やっと、後ろの車から私ぐらいの年齢の女性が降りてきて、ダメージを確認し始めた。

前の車の50代後半の女性が、ポリスに電話をかける。

みな、とても冷静。
「私の保険会社が、みなさんのダメージを保証すると思うわ」と後続車の女性。

2分以内で、消防車がやってきて、4,5人のフレンドリーな消防隊員が状況を把握。
「怪我してませんか? 救急車を呼ぶ必要は?」

前の車の女性は 追突されるまで気がつかなかったので、少しムチウチの症状。
私は両ひざを強打。助手席の母は、シートベルトで胸に圧迫を受けた。
でも、救急車を呼ぶほどのことはない。よかった・・・。

ものの2,3分で市のポリスが3台のパトカーでやって来て、
車の登録証、免許証、保険証の提示を求められる。

「ここですぐに書類を作って、すぐに終わりますから」と言って、書類に書き込みはじめる。
5分ほどで書類ができたら、「明日の朝、1番にそれぞれの保険会社に電話してください。」と言う。

書類には、車と免許証と車の情報が書かれているだけで、事故の状況には 触れられていない。

「事故の状況とか、書いてないんですけど、どうなるんでしょう?」と聞いてみた。

すると、「3つの保険会社が話し合って、解決しますから、お互いに連絡する必要は一切ない」と言う。
とにかく、あとは自分の保険会社とやり取りするだけなのだ。

10分未満ですべてが解決。

ところで、よく、「アメリカで事故を起こしても、絶対『ソーリー』と言わないこと」とか聞く。
自分の非を認めると、後々、話がややこしくなるため、と言う理由らしい。

今回の事故は、誰が考えても、どう見ても、後ろの車が悪い。
ところが、彼女は、ひと言も謝罪の言葉を言わなかった。

母は、それで、少々、ご立腹。
「車さえ、お金でなおせば、それで終わりなん?
 ジェントルなアメリカは、どうなってんのん?
 ひと言ぐらい、『私のせいで 驚かせてごめんなさい』ぐらい言うべきじゃないのー??」

さて、車の被害だが、サンドイッチにあった私の車が、一番大きなダメージを受けた。
前後やられてしまったのだから・・・。

保険会社にさっそく連絡をしたら、明日、ダメージの見積もりの予約が入った。
はやく修理をしてもらわないと、めちゃめちゃだ。

今夜は追突されて、私も母も体力的、精神的に疲れてしまった。
でも、大事に至らなくて本当によかった。

神様ありがとう。

母はしつこく、謝罪のなかったことを繰り返し言ってばかり・・・。(聞く方もつかれる)

そして、しまいには
「自分が気をつけていても、いつ何が起こるかわからないのねー。
 こんなことなら、いつでも食べたいものを食べて後悔しないようにしないとね。
 あー、刺身定食 食べたいわー!」

勝手なことばかり言って、早々と寝てしまった。