いかにもアメリカ~
昨日、ケーリー(50代半ばの男性)が集中講義のクラスを欠席した
クラスは15人ほどなので、誰かが抜けるとすぐにわかる
教授が、「ケーリーは、今日は急用でどうしても来れないらしいです」
「なんか 射撃事件があったとかで・・・・ でも、詳しいことはわかりません」
クラスは全員、何の反応もなく、「へー、そうなのか~」って感じで、そのまま授業がはじまった。
ちょっと、ちょっと!!
射撃事件なんだよ~!! 「へー、そうなのか~」って、それで終わり~~~?????
休み時間中、教授と学生たちは いつものように雑談。
教授 「射撃事件って聞いたけど、はっきりわからないけど どうなってるのかな~」
「ケーリーが撃ったのか、撃たれたのか・・・・ それとも 誰かほかの人が撃たれたのか・・・・・?」
誰かが 「ボランティア消防士で かかわってるのかも・・・」
「ケーリーって ボランティア消防士? 警察官なのかも?」
「たぶん、警察のチャプレンをしているんじゃないかな・・・・・」
「よくわからないね~」
一日が終わり、車で帰宅途中 ラジオをつけてみると、
ケーリーの住んでいる町で射撃事件があったことが報道されていた。
精神病の21歳の青年が、対応した警察署長を射殺したらしい。
20年以上 市民に親しまれ、すばらしい仕事をしてきた警察署長の殉死に 市民が悲しんでいると。
おそらく、ケーリーは 牧師として関係者の心のケアーのために 一日対応していたのだろう。
今日の授業のときに、もっと詳しいことがわかるだろう。
それにしても 射撃事件が身近なところで起こること自体、「ここはアメリカだな~」と自覚するし、
射撃事件が起きても、あめり驚かないところも 「ここはアメリカだな~」と思うし、
身近な人が 何らかの形で被害を受けているかもしれないと予想しても それほど気にしていないところも
「ここはアメリカだな~」と 思ってしまう・・・・
なんか 時々ついていけない アメリカの日常だ。
いつも庭の土を荒らしまわるリス
(リスは自分で隠した食糧の場所を忘れてしまうらしく、いつもあちこち掘り返して探す!)