チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

2つ目の面接

 
今日 雨が激しく降る中、往復4時間かけて 面接に行ってきた。
 
少し早めに着いたことを受付の人に知らせると、面接が始まるまでの時間を利用して
 
現在インターンとして訓練を受けている男性(牧師と思われる)が 親切にいろいろ説明してくださった。
 
インターンたちの詰め所や カウンセリングルームを見せてくださったり、
 
インターンとしての日常がどんな感じなのか 分かりやすく教えてくださり、参考になった。
 
前回の病院とは違い、フレンドリーな対応というか、自分と同じ立場の人から教えてもらってわかりやすかった。
 
 
さて、チャプレンのコーディネーター(女性)が 現れて、彼女のオフィスに通され、いよいよ面接がはじまった。
 
面接は一対一だ。
 
 「あなたのエッセイなど、全部読ませていただきましたが、
 
 あなたのように アメリカ以外で生まれ育って異文化を身につけている人は
 
 このようなプログラムや 仕事仲間、病院自体に 多様性をもたらしてくれる貴重な存在になると思いますので
 
 歓迎です。 ようこそ! 
 
 プログラムのことで、何か質問はありますか?」
 
 
前回の面接とは ぜんぜん違っていて、とてもリラックス~。
 
あちらからの質問はほとんどなくて、こちらから いろいろ質問させてもらうほうが多かった・・・・。
 
こんなんでいいの~?
 
 
約1時間の面接が終わって、書類を受け取って、「それでは来学期来て下さいね~。」 と送り出された。
 
やれやれ~!
 
緊張する暇も無く、合格~!
 
とにもかくにも、感謝だ!!!
 
 
 
さてさて、これからどうするか・・・・・・。
 
先週 面接を受けた病院からはまだ 合否の通知が来ていない。
 
今週中には 郵便で送られてくることになっている・・・・・
 
もし、受かっていれば、どちらに行かせていただくか、祈って決めなければならない。
 
早く 届かないかなぁ・・・。
 
 
「アメリカはチャンスとオポチュニティーOpportunityの国」 といわれる・・・・。
 
性別や年齢などで 人を差別してはいけないし、履歴書には 写真もはじめから要求されない。
 
大学院のアドバイザーの教授も 
 
「Rieは 背景が平凡なアメリカ人と違うから、チャンスが多いと思うよ」 というし、
 
先日面接を受けたところでも、年齢に関して 『若くないので不利ではないですか?』 と質問してみたら、
 
「年齢があるからこそ 他の人より経験があるわけですから、有利とも言えますね」 とも言われた。
 
 
ジムが死んだとき、これからの人生を日本で生きていくかという選択肢も無きにしもあらずだったが、
 
まず、日本で35歳以上の女性が 生きていく道は あまりにも狭かった・・・・
 
新聞広告でも、たいていの求人募集では 「女性35歳まで」だったし、ほとんど「パート」しか出ていない。
 
四捨五入して 50歳だった私としては、日本に戻ることは、ほぼ不可能に思え、
 
アメリカで生きる道を選択したのだった。
 
 
大学院卒業が もう少しというところに来て、
 
自分が 普通のアメリカ人と比較して 劣るところが多いと悩むこともあるし、
 
この競争社会でやっていけるのかという 心配や不安も正直ある。
 
でも、年齢や異国の文化を 「多様性」とか 「個性」 として 受け入れようという寛容な体制を持つこの国。
 
 
こんな私にも まだ見ぬ可能性を見出してくれる 人々には本当に感謝だし、
 
人間いつになっても チャンスを与えてもらえることは、すばらしいことだと思う。
 
チャンスを与えてもらえるのだから、一生懸命がんばらなければ・・・・・!
 
 
あ~、やはく通知が来ないかな~!