別離・そして旅立ち
いよいよ夫と別れる日が来た・・・・・
夫を空港に送り届けてから、その足でロス・アンジェルスに運転していくことにしている。
近所のレストランで最後の朝食だ・・・・
思えば 5月末から シンガポールの夫のところに行って、ふたりで久しぶりに楽しいときを過ごした。
その間、ほぼ毎週末 東南アジアの国々を旅行して 珍しいものを見たり、体験したりできた。
もう2度と あんなチャンスは訪れないかも。
友人から借りている部屋を掃除して、すべてを車に詰め込み、夫を乗せて出発。
家から空港までは たったの10分だ。
空気はかすんでいるが、コロンビア川の奥に マウント・フッドがきれいに見える。
また、長い間 離れ離れになるのかと思うと、悲しい・・・・・・・・
夫も同じ気持ちだろうが、彼はいつものように 楽しそうに会話をしている。
「できれば、2~3ヶ月のうちに 中間の日本でデートしよう」など 前向きなことを言って。
でも、実際のとこはどうなることやら・・・・
残念ながら、時間をとって優雅に見送る余裕もなく、空港に着くと、車の横でハグして別れた。
夫は これからシンガポールまで 空路18時間の旅。
そして、私も 陸路2日間の旅への出発だ~。
悲しみを 振り切って空港を後にした。
そして 友達Mさんのところへ向かう。
実は、Mさんが以前から 「一緒に車に乗って カリフォルニアへの移動を手伝ってあげる」と
言ってくれていたのだ。
そのために仕事(看護士さん)を調整して 休みまで取って。
何と親切な~!!!!!
午後1時に Mさんの家を出発して、ぺらぺらと会話を楽しみながら旅をすること5時間。
あっという間にオレゴンとカリフォルニアの州境に~!!!
一人なら 死にそうに退屈なところ、女ふたり旅なら ス~イス~イだ。
カリフォルニアに入ったところで、休憩を・・・・
Mさんが おにぎりなど お弁当を用意してくれてた。 いたく感動~!!!
そういえば、Mさんは 十数年前に父が亡くなった際も
遠くからすぐにたくさん和食を作って駆けつけてくださり、
忙しい遺族の身としては 大変助かったのを思い出し、
今でも 感謝している。
彼女は テキパキとしていて (さすが看護士さん!)
本当に頼りになる人柄・・・
しばし ベンチにすわって 風に触れながら
おいしいおにぎりや 彼女の育てた野菜をいただいた。
横に流れていた川をバックに タイマーを使って撮影
この日は Redding (レディング)と言う街まで走らせ、宿をとった。
夫は今頃 どの空を飛んでいるのかな~・・・・