チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

来週は シンガポール


シンガポールの夫は ひじ骨折後の手術から 順調に回復している様子

驚いたことに 半日は ギブスなしで過ごすように 医者から言われているという

なんだ、2-3ヶ月は 固定されたギブス状態かと思って 心配していたが それほどでもない様子

まあ、とはいえ、手首がはれ上がっているとか、それなりの大変さもある様子だが・・・


会社は、忙しくないからという理由で、ずっと病気休暇をとっている。 これも驚き

ハイテック関連の品質管理エンジニアである夫は、

クリーン・ルームなるものに、頭の先から足の先まで白い宇宙服みたいな作業服を着て 

(そんな大げさなモンではないが)

入らなければならないらしいが、左腕の自由が利かないためにそれを着れないというのが,

休んでいる第一の理由のようだ

(ちなみに、大柄の夫は その作業着のサイズが シンガポールサイズで 7Lだとか!!!)


私は来週、1週間強 シンガポールの夫の様子を見に行くことになった

大学院の中間試験後の 1週間の休みを利用していくのだ

実は、最初は私もシンガポールに一緒に移住する計画だったために

あちらの扶養者家族のための長期滞在ビザをもらっているのだが、

そのことで 税金のことやらで、本人が出向いてパスポートを提示しなければいけないらしい

ちょっと 面倒だけど、 夫にも会いたいし・・・

それに『夫が骨折して手術しても 見舞いにも来ない 悪妻』 との うわさが会社で定着しているらしいので

汚名挽回のためにもなるのか・・・・


余談だが、彼の会社のある中年女性は、

私がシンガポールに夫と一緒に移住しなかったことで

「夫のあとに従ってこないなんて、なんて悪い女なんでしょう!」と夫に同情してくれているらしい

「東洋の女は、夫を大事にして 夫の後に従うものなんですよ」

「アメリカの女は 強くて大変なんでしょう」と

彼女はてっきり私が 白人のアメリカ人妻であると 決め付けているらしい


実は 私は行きたかったのに、夫が色々な事情を考えて 私をアメリカに留まらせる説得をしたのだが、

それをいちいち説明するのも面倒だからといって

私がシンガポールと同じ東洋人であることも 明かさずに

彼女と話を合わせて、「ぼく、かわいそうでしょう~ 奥さんが強くて」 などと言っているらしい・・・


今回のシンガポールでは 書類うんぬんで会社に行く予定なので その人に会うことになるかと思うが、

私が東洋人であることを知ったら、彼女はどんな感想をもつのだろうか・・・・

「2年間も夫を外国にひとりで単身赴任させ 不便を強いる悪女」なのだから

どんな女なのか、一目見てみたいと思われているのかも

なんか、おもしろいなぁ