チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

2006年最後の治療

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       クリスマスに合わせるように咲いた バレリーのオフィスのサボテンの花

今日は、夫の今年最後の 自然療法の治療の日となった。

まず、ドクター・ビクトリア。
テストステロン(ホルモン)とビタミンの皮下注射と
プラセンタやミネラルなどの血管への点滴注射を受ける。

注射をしながら、祖国ウクライナの話をしてれた。
ウクライナでは最近は西洋的なクリスマスが祝われるようになったものの、
もともとは、1月7日がクリスマスなのだそう。
クリスマスの日は とても質素なもので、
子供たちが、何種類かの麦の粉で焼いたクッキーをお年寄りに届け、一緒に食べる習慣があるとか。
サンタクロースの存在は、フロスティー・マン(雪だるま男)と言う形で、新年に出てくるらしい。
クリスマスツリーは 新年に飾りニューイヤーツリーというのだそうだ。

ところ変われば、やはり文化も違うものだ。

ところで、点滴の際にいつも言われることなのだが、夫はひどい脱水状態らしい。
水分がなく血液がドロドロなので、点滴をするときに、血管にうまく注射針が入らない。
針を入れて、血液を少し吸い上げると、血管がペタンコにくっついてしまう。
そのため、3箇所ほど、トライしてやっと血管から注射ができる。

ビタミンCを多く与えること、
オレンジジュースやレモネードをちょくちょく与えるようにと指示された。

ドクター・ビクトリアは、いつも状況を見ながら、
具体的な指示を与えてくれるので、非常にありがたい。
でも、そのたびに私の仕事が増えるのだ・・・。

次は、ドクター・バレリーの鍼治療。
丁寧に 右と 左の脈をとり、鍼治療に入る。
いつものように中国音楽をかけながら、静かに1時間がすぎた。

この2人の医者とは 9月からの付き合いになるが、
この4ヶ月間、週に3回、とてもお世話になった。

来年は1月3日から、また治療が始まる。

懸命に治療をしてくれる 2人の自然治療の医者に出会えて、本当に感謝である。
夫も、彼女らの治療を信じて 一生懸命に励むことができた。

来年は、よい結果がでる年となるよう、心から願っている。