チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

なんとかやっています

ジムが天国に行って、もうすぐ1ヶ月。
1月5日に亡くなり、2日後に火葬。
1月19日に 国立墓地で アメリカ軍のセレモニーをしてもらい、遺灰はそこに納められた。
1月20日には、教会で記念礼拝を行い、約70人の方が来て下さった。

記念礼拝は 1年近く前に声を失ったジムの録音テープを流したり、
パワーポイントで ジムの元気で活躍していたころの写真を写すなど、
オリジナルな内容のすばらしい記念礼拝となった。

特に、メッセージのために 日本から牧師先生が訪米してくださり、
家族や友人の知らない 日本でのジムの仕事や生活についてメッセージしてくださった。

家族も友人も感動的なよい記念礼拝だったと、皆、口々に喜びの言葉を言ってくれている。

みんなが集まっているのに、私には、ジムがそこにいないことがとても不思議だった。

今も、毎日ジムのことばかりを考えて過ごしている。
家にいると、玄関のドアを開けて今にもジムが「だいま!」といって入ってきそうな気がする。
(ジムはいつも「ただいま」を「だいま!」とふざけて言っていた)
散歩に行くと、隣に立って手をつないでいるような気がする。

私の中では、ジムは生き生きと生きている。
彼の記憶が薄れていくなどとは、とうてい考えがたい。
どんなに時間がたっても、この喪失感は どうすることもできないように思う。

ただ、神様の深いあわれみと 慰めによって 支えられている。
これからの私の人生に 何らかのご計画があることを 頭ではわかっている。
でも、気持ちの上では、何も見えない・・・・。

けれど、毎日 なるべく忙しくするようにし、
電話をかけたり、出かけたり、好きな編み物をしたり。
平常心を保って、生活ができている。

私のために祈ってくださっている皆さん、本当にありがとう。