チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

サポート・グループ

Dear ○○さん、

お便りありがとうございました。○○さんの慰めの言葉に本当に慰められています。
私は時々悲しい気持ちにおそわれますが、日常生活はちゃんとできていますのでご安心ください。

昨日、病院でもたれているサポートグループの集会に始めて出席してみました。
12-13人のグループで それぞれに伴侶や親、子 姉妹などを亡くした人が集まっていました。

私のように最近のことではなくて、ほとんどの人が1-2年前に愛する人を見送り、
誕生日やクリスマスなどが来るたびに 悲しみがつのり、耐え難い心の状態にあるとのことでした。
人によっては、最初より、時がたつにつれてもっと大変だと言われていました。

それを聞いて私はがっかりしてしまいました。
楽になるどころか、もっと苦しくなるなんて・・・・。
でも、きっと彼らは天国の希望がないので、そうなのだろうと思います。

サポート・グループには、もう行かないと思います。
私の場合は逆効果のようです。
ジムの元気なころの写真を見たり、話しかけたりすることで、ずいぶん楽になりますので・・・。

今は、それよりも、これからどうやって生きていくのかを考えなければ、と思います。
普通なら、すぐに「仕事を」と考えるようなのですが、私の場合、まだ何もしたくありません。

学生になるつもりではないのですが、△△カレッジで聴講などできたらいいなと思っています。
来週にも見学に行ってみようかと思っています。
少しずつ心の整理がつけば、神様が次に行く道を示して下さると思います。

□□さんのことは、心が痛みます。
ジムは、すぐに嚥下や言語障害にきていましたが、そういう人は進行が早いようです。
□□さんがまだよく話ができるということは、進行が遅い方なのかも知れません。
そうであることを祈っています。
肢体と口周りの神経が系統が違うと聞きましたので、
手足が悪くても、のどや舌、呼吸は守られている人も多いようです。
どちらにせよ、深刻な病気なので、ご家族の気持ちを思うとやりきれません。
□□さんの、妹さんも、戦いの中にあられることと思います。
機会があれば、どうぞよろしくお伝えください。
・・・・でも、私たちがそうだったように、自分より状態の悪いALS患者さんのことは
あまり知りたくないと思っておられると思いますから、気をつけてね。

それでは、日本は暖冬だそうですが、油断せずにお体を大事にね!
また、お便りします。

  2007年2月      リエ