チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

ジムと日本

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            アジアの学生とディズニーランドで


ジムは、20代前半、ロスアンジェルスに住み、いろいろなアルバイトを経て、
聖書を学ぶため、聖書大学に入学した。

大学に入った彼は、アジア人と交流するクリスチャンのグループに属した。
そこで、日本人、韓国人、中国人の留学生たちと友達になり、互いに助け合った様子。

実は、ジムの家族は 以前から日本とのかかわりがあった。

長男が、大学時代、日本の留学生と恋に落ち、結婚を約束した。
ところが 日本にいる彼女の両親が猛反対したため、実現には至らなかった。
この彼女とジムの母はその後も長期にわたって文通を続けていた。

ジムの3人の妹たちは、以前にも書いた4Hクラブから ラボのホームステイで、
それぞれに 名古屋と東京の家族に1ヶ月間滞在している。
 特に、ジムの双子のマーガレットは この経験が大きく影響して、
 日本が大好きになり、自分のグラフィックデザインにも日本の素材を活かしている。

また、その交換プログラムとして、日本の中高生を ホームステイさせていたり・・・。

そんなこともあってだろう。
物静かなジムは、アジア人との交流に興味をもっていたみたいだ。

20代前半、ジムは大きな交通事故にあい、車で隣に座っていた女性が即死し、
ジムが2番目に大きな怪我をしたことがあった。
そのため、彼の背中の左側には、大きな傷跡がたくさんあり、
生涯、梅雨のシーズンや寒い冬は、体の左全体を痛がっていた。

ともかく、事故後の入院もそこそこに、事故で手にした保険金をもとに、
彼は 初めての夢の日本行きの切符を手にしたのだった。

約2ヶ月、ロスアンジェルスで友達になった日本人の家族に泊めてもらうなどして、
日本を満喫し、日本が大好きになったようす。

将来、何らかの形で、日本に戻れることを期待しつつ、アメリカに戻ったという。

私に出会うために、準備をしていてくれたんだね。ジム!