チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

The Volks Walk ヴォルクス ウォーク

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                  自然公園を歩く


今日は、ヴォルクス・ウォークというものに参加した。
詳しい団体の内容はわからないが、世界中で開催されている「歩こう会」のようなものらしい。
http://www.ias-ud.com/Trail/f3-4.html

以前、オレゴンの小学校で教師アシスタントとして仕事をしていたときの、ボス(上司)Jさんから電話があり、
「リエさんの住んでる町で、ヴォルクス・ウォークが開催されるから行こうと思うんだけど、
 一緒に10キロコース歩かない?」と連絡があった。(彼女はメンバー)

そして、彼女の上のボス(すなわち、私にとっても上司)のDさんも誘っていると言う。

彼女ら二人は、私にとってボスには違いないが、それは仕事上の立場だけのことであり、
仕事を変わった今は、友達としての付き合いが続いている。
特にジムが亡くなってからは、電話やカードを送ってくれるなど、私のことを気にかけてくれる優しい人たち。

日本と違い、アメリカでは上下関係のあり方が 少し違っているところが好きだ。

久しぶりに彼女らと時間が過ごせるなら、おもしろそうなので、参加してみようと思った。

話をよく聞くと、今回のコースは、私の住んでいる地域そのもので、
きれいな自然公園を含めたこの界隈を練り歩くコースになっている。

朝9時に待ち合わせ、登録を済ませたら、それぞれのペースで地図を見ながら歩く。

どれぐらいの人が参加していたのだろうか、かなりの人が歩いている。
赤ちゃんのベビーカーを押しながらというカップルもあれば、犬を連れている人もいる。
今回はセイント・パトリック・デーと言うこともあり、意識的に緑の服で統一している人も少なくない。

セイント・パトリック・デーとは、アイルランドから始まったお祭りで、聖パトリックというカトリックの聖人が、
太鼓をたたいて蛇を追い出したことに由来しているという。
セイント・パトリック・デーのシンボルはクローバーに似たシャムロックの葉っぱと 緑色だ。

いつもは、車でスーッと飛ばしているところを、住宅街や学校のある裏の道に入る。
「へー、こんな風になってたのかー」っていう感じで 意外な発見がたくさん!

うちから歩いて5分ほどの自然公園には、川の流れる森があるが、これまで散歩をする機会がなかった。
今回 入ってみると、遊歩道が整備されていて、自然を楽しむことのできる美しい公園。
この季節は、片栗のかわいい白い花が咲き始めていて、意外な穴場であることがわかった。

歩きながら、草木の名前を教えてもらったり、今どんな生活をして、何に興味があるとか、
あの人が病気らしいとか、まあ、移動 井戸端会議とでも言うべきか、話題には事欠かない。

また、コースが、ちょうど我が家の住宅街の前を通ることになっていたので、うちによってもらい、
コーヒーとチーズケーキタイム。 しばしの休憩を取った。

お天気もよく、ほどよい気温で、快適。

Jさんはいつものペースなら11時半には終わっているというが、今日は 終わってみると午後1時だった。
10キロきちんと歩くことなんて、ほとんど初めてだったが、心地よい程度の疲れで、快適。

「また、会おうね!」 「元気でねー」と別れた。

「友人とこんな時間の過ごし方をするのも、なかなかいいものだな」と思った。
機会を作ってくれたJさんに感謝。