チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

親への紹介

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                 父とチェスをするジム


ジムと付き合い始めるようになって、すぐに、私は彼を家に招待した。
両親を安心させるためだ。

私は子供のころから、友達といえば男女を問わず、すぐに家に呼び、親に紹介した。
これは、自然と私がつちかってきた 親を安心させる術。
そのほかにも、何でも親とオープンに話すなど、私の性格上なんでもあっさり、オープン。
そのためか、私は、親からの信頼を受けるようになり、何をするにも、反対されることはなかった。

比較すると、秘密主義者の妹は、親との関係で損が多かった。
(Aさん、あなたの性格、損でしたねー)

以前、中村メイコの娘、神津カンナが、
「子供として親を育てるのも大事」なこととして、親を安心させるのも子供の役目とか言っていたが、
自分と同じことを言っている神津カンナに好印象をもった。

ともかく、ジムを家に呼ぶことになった。
母は、私から聞かされる二人の付き合い方から、「もしや」と感じたのか、
ジムに初めて会ったとき、急に歩き方を忘れてしまうほど、緊張したらしい。

アメリカ人が家に来るのは 初めてではないのに・・・・。

ジムは孤独なひとり生活を送っていたので、
なかなか食べられない チキンのから揚げなど、肉系を中心に 母に手料理を作ってもらったりして、
ジムもそれなりに楽しんでうちとけていった。

父の休みには、一緒にチェスをしたり、
父も、言葉がなかなか通じない アメリカ人とチェスなどさせられて・・・・。

終電までうちで過ごし、終電の時間に合わせて父が駅までジムを送ってくれた。

私は、親の公認を得る形で、ジムとの交際が本格化していった。
24歳の初夏のことだった。