チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

驚きの連続

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         いつも見えたカスケード山脈のスリー・シスターズとよばれる3つの山

ジムの両親との農家生活は、はじめてで面白いことばかり。

ジムの母ドロレスが、風邪を引いた。

母「私、少し熱があるみたい。風邪だわ。 みんなで、プールに行って泳ぎましょう!」

私「えー!? 日本では風邪を引いたら体を冷やさないように休むんですけど。
  お風呂にも入らないのに、プールで泳ぐなんて、そなことしていいんですか?」

母「そうよ。体が風邪にアタックされているんだから、運動して跳ね返すのよ!」

そう言うと、本当に私とジムをつれて 市民プールに行って1時間ほど泳いだのだった。

泳いだあと母は、ひどくなることもなく本当に風邪を撃退できた様子。
これには本当に驚かされた。

もう一つ驚いたこと。
ジムの母は月に1度、必ず献血に行っていたが、私たちも一緒に行ってみた。
献血前に長々といろいろな項目の質問があり、健康状態について聞かれた。

その最後に、「エイズにかかっていますか?」という質問があった。
日本ではエイズはほとんとまだタブー視されている時代だったので、
私自身がエイズにかかっているのかという質問を受けて、一種の腹立たしささえ感じたのを覚えている。
「この私がエイズにかかっているかですってー!?」という感じ。

しかし、そのような感情はすぐになくなり、一般の献血でエイズを口頭で確認しなければならないところまで、
アメリカのエイズ事情は深刻な状態なのか・・・・と神妙に感じた。

22年前のアメリカでは、自分の周りにエイズ患者がいても、
それほど不思議ではないところまできていたのだった。