オレゴンから愛 3 ジムがエキストラに
木の実ナナさんと
撮影に少しなりとも関わって、ドラマというのはうまくできているものだと感心した。
「あきら」と友達の少年らは、いつも自転車で砂利道を移動して、遊びに行ったり、釣りに行ったりするが、本当は、自転車では移動不可能の行動範囲だ。
車で30分ほど離れたところが、ドラマでは自転車で10分程度の感覚で作られたりしていた。
また、オレゴンでは陽が沈む時間が9時半ごろと非常に遅いため、
夜のシーンは10時半頃まで 撮影を始めることができない。
そのため、スタッフも、俳優もくたくたになってしまう。
でも、そのような条件もクリアーしながら、オレゴンの雄大な大自然をバックに、ストーリーは作られていった。
ジムが撮影を見学に来てもいいかというので、スタッフの了解を得て、見に来ることに・・・。
その日は、ちょうどマドラス市内のコーヒーショップでの撮影。
仕事がうまくいかない古谷一行役の夫を助け、木の実ナナがパートでコーヒーショップで働くシーン。
ちょうど、エキストラが必要ということになって、「ジムさん、出てもらえますか?」といわれた。
木の実ナナがソフトクリームを作ったり、コーヒーを入れている店内で、コーヒーを飲む客の役。
ただ、静かにひとりでコーヒーをすする。2時間ほどかかっただろうか。
実際に完成ドラマを見ると、それとなく客として、ジムが確かに出ていた。
けれども、その後何年か、特別ドラマとして、ストーリーが続けられた中で
かいがいしく家計を補うために働く木の実ナナの回想シーンとして、
ジムの出ているコーヒーショップのシーンが何度も使われたので、お得という感じがした・・・。
今でも見ようと思えば、当時のジムが映像で見れるのは、感謝なことだ。
さて、女優さんたちについても少し触れてみよう。
木の実ナナさんは、「私は、女優よ。」という雰囲気で 普通には話のできない人だった。
数人の人がいつも彼女のまわりにいて、その真ん中に脚光を浴びているイメージ。
もちろん、明るくて、光っていた。
活動的な人なので、オフの日もプールで泳いだり、テニスをしたりで、真っ黒に日焼け。
田舎の女性役で、役柄にも支障がなかったため、日焼けも気にしていないと言っていた。
寺泉憲の恋人役の 伊藤欄さんは、白くて細くて 覇気の感じられない人。
「本当にあの中に胃や腸が入っているの?」と思うほどウエストが尋常じゃなく細かった。
日に焼けるのも嫌だし、外に出るのも、スポーツにも興味がなくて、
オレゴンでは、オフの日は 付き人とホテルに閉じこもりっきりだった。
そんな毎日がつらかったのか、シラケた感じで、キャンディーズのイメージとは全然違っていた。
1985年の特別出演者、木内みどりさんは、スラリとして細い人。
どこにでもいる普通の人という感覚で、話しやすい人だった。
当時、お父さんを亡くされたばかりとのことで、未亡人となったお母さんも同行されていた。
父親の話になると、涙をにじませて、とてもつらそうだったことを覚えている。
毎日炎天下の中、牧場、農家、学校、住宅街、病院と場所を変えて、撮影は順調に進んでいった。
撮影に少しなりとも関わって、ドラマというのはうまくできているものだと感心した。
「あきら」と友達の少年らは、いつも自転車で砂利道を移動して、遊びに行ったり、釣りに行ったりするが、本当は、自転車では移動不可能の行動範囲だ。
車で30分ほど離れたところが、ドラマでは自転車で10分程度の感覚で作られたりしていた。
また、オレゴンでは陽が沈む時間が9時半ごろと非常に遅いため、
夜のシーンは10時半頃まで 撮影を始めることができない。
そのため、スタッフも、俳優もくたくたになってしまう。
でも、そのような条件もクリアーしながら、オレゴンの雄大な大自然をバックに、ストーリーは作られていった。
ジムが撮影を見学に来てもいいかというので、スタッフの了解を得て、見に来ることに・・・。
その日は、ちょうどマドラス市内のコーヒーショップでの撮影。
仕事がうまくいかない古谷一行役の夫を助け、木の実ナナがパートでコーヒーショップで働くシーン。
ちょうど、エキストラが必要ということになって、「ジムさん、出てもらえますか?」といわれた。
木の実ナナがソフトクリームを作ったり、コーヒーを入れている店内で、コーヒーを飲む客の役。
ただ、静かにひとりでコーヒーをすする。2時間ほどかかっただろうか。
実際に完成ドラマを見ると、それとなく客として、ジムが確かに出ていた。
けれども、その後何年か、特別ドラマとして、ストーリーが続けられた中で
かいがいしく家計を補うために働く木の実ナナの回想シーンとして、
ジムの出ているコーヒーショップのシーンが何度も使われたので、お得という感じがした・・・。
今でも見ようと思えば、当時のジムが映像で見れるのは、感謝なことだ。
さて、女優さんたちについても少し触れてみよう。
木の実ナナさんは、「私は、女優よ。」という雰囲気で 普通には話のできない人だった。
数人の人がいつも彼女のまわりにいて、その真ん中に脚光を浴びているイメージ。
もちろん、明るくて、光っていた。
活動的な人なので、オフの日もプールで泳いだり、テニスをしたりで、真っ黒に日焼け。
田舎の女性役で、役柄にも支障がなかったため、日焼けも気にしていないと言っていた。
寺泉憲の恋人役の 伊藤欄さんは、白くて細くて 覇気の感じられない人。
「本当にあの中に胃や腸が入っているの?」と思うほどウエストが尋常じゃなく細かった。
日に焼けるのも嫌だし、外に出るのも、スポーツにも興味がなくて、
オレゴンでは、オフの日は 付き人とホテルに閉じこもりっきりだった。
そんな毎日がつらかったのか、シラケた感じで、キャンディーズのイメージとは全然違っていた。
1985年の特別出演者、木内みどりさんは、スラリとして細い人。
どこにでもいる普通の人という感覚で、話しやすい人だった。
当時、お父さんを亡くされたばかりとのことで、未亡人となったお母さんも同行されていた。
父親の話になると、涙をにじませて、とてもつらそうだったことを覚えている。
毎日炎天下の中、牧場、農家、学校、住宅街、病院と場所を変えて、撮影は順調に進んでいった。