チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

ギョウザ

イメージ 1

中華レストランでは、もちろんのこと、ギョーザも出していた。
アメリカでは 「ポットスティッカー」中国語では「ジャオズー」と言われている。

ジムは、私のつくるギョウザが大好きだったため、よくたくさん作ったものだった。
どのレストランで食べても、ジムは、半分お世辞だとは思うが、
「リエのギョウザの方がずっとおいしい!」と言って私を喜ばせてくれた。

さて、中華レストランで出していたギョウザを食べて、私は、
「店のより、私の作るギョウザの方がおいしいわ。」と、プロの料理人に挑戦的なことを言った。

すると、オーナーのレオは、「そんなら、今度持ってきて味見させて。」と言う。

数日して、私は自作のギョウザを持って行った。

レオは、一つ食べると、「・・・確かに、おいしい。」と言って、店の他の料理人にも食べさせた。

みんな、私のギョウザを「おいしい」と認めて、私のカクが上がったようだった。


料理人とウエイトレスの関係はとても大事。

ウエイトレスがチップを稼ぐためには、まず料理がおいしくなければ話にならない。

その上、一つのテーブルの客全員が、同時に料理を出すためには、時間差攻撃で注文をキッチンに入れ、
料理人の協力で、同時に熱々の料理を作り上げてもらわなければならないのだ。

日本のように、家族で外食をしても、注文した食事が、一度に出てこずに、バラバラに出てくるのではダメだ。

金曜日、土曜日の夜は特に忙しいため、料理人との連携が大事だった。

私「私のテーブルの注文、速くー!!!」

料理人「ライラ、ライラー!!!」(中国語で「来るぞ、来るぞー」かな??)

一日にレストランのフロアーを歩き回って、何キロも歩いていた。

チップを多く稼ぐためには、夜に働くのが一番。

みんなが家でくつろぎ、家族団らんの時に、働くのは、私にとって精神的にきつかった。

でも、「ジムが卒業するまでの辛抱。」そう思って、がんばった。


ジムはジムで、フルタイムで学業をしながら、早朝か夜、清掃業のアルバイトをして、
毎日二人ともクタクタだった。