チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

ハースト城、キャリコ・ゴーストタウン

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                車の中で


ジムの導きに任せるままに、ハースト城というところに連れて行かれた。

新聞王ハーストさんが、丘の上に建てたヨーロッパ風のお城。
このハーストさんは「市民ケーン」のモデルにもなった人らしい。

今は観光スポットとなっており、料金を払ってツアーガイドが説明しながら見せてくれる。

とにかくこの城は巨大で、住居スペースの広さもさることながら、地下に広大な使用人のプールがあったり、薄気味悪いほどの広さだ。

ハーストさんが、「あの丘に森がほしい」と言えば、ホイと森を作り、
「あそこには野生動物のサファリ」と言えば、ライオンなどを放し飼いにしたという。

アメリカのお金持ちというのは、今も昔も、山のテッペンで景色のよいところを好むようだ。


さて、ジムは私たちをキャリコ・ゴーストタウンにも連れて行ってくれた。

ここは、昔 銀鉱で栄えた町、今は住む人も無く、ゴーストタウンになっている。

砂埃と、カンカン照りで 4人ともぐったりなりながら、楽しい観光だった。

まだ、小さかったココも、暑さでばて気味。

母が、レストランで食事をするにも、
「エアコンのない車内にココちゃんを置いたら死んじゃうから、私は行かない!」などと言って、
 ココに濡れタオルを巻きつけ、体温調整。

みんなで小さなバンに揺られて、長い旅を続けた。



ところで、ジムはいつも私と手をつないで行動していたが、車の中で運転しながらも手をつなぎたがるのが常。
運転するジムの後ろに私が乗っているときは、後ろまで手を伸ばして私の手を捜す。

それで、私たちはイタズラを思いついた。

おもちゃのゴムの蛇を買って、ジムが手を伸ばしたときに、つかませると言う計画。

ところが、父が、イタズラ自体は賛成するが、ハイウェイを運転中にそんなことをして事故でもしたら大変だと言う。

それで、夜にこっそりジムのベッドの中に忍ばせることで意見が一致。

ジムは虫や蛇などが、大嫌い。

その夜、ジムは大声を上げて ベッドから跳ね起きた。