チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

かわいいダックの子

当時私たちの住んでいたコンドには、大きな池が2つあり、ダック(かも)やガチョウたちがたくさん泳いでいた。

水の中には、カワウソもじゃれながら遊んでいたものだ。

コンドのデッキが池につながる広々とした芝生になっていて、

春にもなると何組かのダックの夫婦が、たくさんのヒヨコを従えて、クァックァッとデッキのところに来て、

「何かくれー!」とわめく。

それで、私たちはよく生米を撒いてやった。

ひとしきり食べると、ダックたちは、しばらくお腹をつけて一休み。

休憩が終わって池に帰るとき、1、2羽のヒヨコが食べすぎで動けなくなり、

ペタリとお腹をつけたまま、パタパタと足をばたつかせている。なんとかわいい光景。

ジムは、お腹を抱えて笑い転げ、それを見たいがために、ダックたちがきて、ガーガーやり始めると

わざと多めに生米をまいてやるのだった。

かわいいダックのヒヨコを見るのは、ささやかな楽しみの一つだった。