チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

陪審員制度

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3ヶ月ほど前、C君のところに 裁判所から陪審員としての呼び出しがかかった。

「どんな事件かねー? 愛憎殺人事件とかかもねー!」 本人より私の方が興味津々!

でも、事件の内容は、前もって知ることなどできるはずもなく、

その日に裁判所に行って 初めて知らされると言う。

今日が裁判の日だった。


さて、朝11時、私が自宅で勉強していると 「ピンポーン!」と誰かが玄関に。

「誰だろう?」 普段うちに人が訪ねてくることなんてほとんどない。

出てみると、C君だった。

「陪審員に行ってるはずじゃなかったん?」と聞くと、

「8時半に時間通り行ったんだけど、裁判に必要な陪審員は12人で、急に来れない人などもいるから、

 20人くらい呼ばれてて、自分は19番目だったから、採用されなかった」と言う。

「なーんだ、せっかく愛憎殺人事件とかの裁判だったかもしれなかったのにー?」と私。

「ううん、医療保険に関係するややこしい内容だったよ。

 長引きそうな件だったから、選ばれなくてかえってよかったよ。」だって。

なーんだ、つまらない。


私も かれこれ15年ほど前に、陪審員として選ばれたのだったが、当時働いていた小学校で、

責任あるプロジェクトを担当していたため、興味津々だったのだけど、断らざるを得なかった。

何にでも 興味津々の私にとって、なんと残念だったこと!


「勉強の邪魔でなければ、ランチでかけない?」とC君。

「じゃ、コーヒーを入れてあげるから12時まで待って」

C君にはソファーでパソコンで遊んでもらいながら、1時間勉強を続けた。


そして、思いがけず、インド料理のカレービッフェのごちそうになった。

ご馳走様!