チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

期末テスト 「危機カウンセリング」

今日2教科の期末テストがあった。
 
 
1教科目は、「危機カウンセリング」のテストで ディスカッション形式のテスト。
 
6人のグループに分けられ、教授の準備したシナリオについてどのような対応をすべきか討論する。
 
それを教授が見て、ちゃんと的を得た討論ができているか、
 
コースで習ったことを含めた発言ができているかが 確認される。
 
「普段 無口の人は がんばって発言し、おしゃべりな人はあまり発言しすぎないように」 との注意もあった。
 
 
 まずは、一つ目のケース (実際にあったことから)
 
 教会から14人の中高生をサマーキャンプに送り出したところ、
 
 キャンプ場のプールで 男子生徒が溺れ死ぬと言う悲しい事故が起こってしまいました。
 
 警察から、すでに亡くなった生徒の両親の元には連絡が入っています。
 
 生徒たちを乗せたバスが 今、教会に向かって走ってきており、
 
 教会には 生徒たちを迎える親たちが もうすぐ集まります。
 
 なお、亡くなった少年も家族も、キリスト教信者ではありません。
 
 また、キャンプには、亡くなった少年の弟も参加していました。
 
 さて、あなたは、この教会の牧師として、どのような対応・対処をするべきだと思いますか?
 
 
 2つ目のケースは、
 
 あなたの教会のある街に洪水が起こって、教会の礼拝堂が避難場所に指定されました。
 
 みなさんは、今 どのように対処するかを話し合う 委員会に出席しています。
 
 もうすぐ、被害者の方たちが教会に非難しに来ます。
 
 可能性のある対処法や具体的な計画、実践をロール・プレイ形式で討論してください。
 
 (そして、学生一人一人に役割が与えられた。
 
  役割は 牧師、長老、牧師秘書、小グループリーダー、教会員で洪水の被害で家を失った人、
 
  そして、地域の公的な福祉コーディネーターの6つの役割)
 
 
 
 ディスカッションは どちらも一時間・・・
 
 あ~~、しんどかった~~~!
 
 私は日本語ではおしゃべりだけど、学校ではおしとやかでございます・・・・・
 
 でも、男性の中には 私より無口な人が多い。
 
 紅一点だったので、女性ならではの立場からの発言もできたかな、と思っている。
 
 
 こういう形式のテストを受けたのは初めてだけど、
 
 学んだことを応用させ 将来の準備としては 包括的でとても役に立つテストだと感じた。
 
 記憶力だけを紙の上に書くテストよりは、ずっと実践的~。
 
 
 でも、このあと、もう一つのテスト2時間受けて、マジ、疲れました。はい。