東南アジア旅行 タイ・バンコック その6 近代化
たったの2泊3日の バンコック旅行
そこで見たものは、近代化を目指して 前進しようとしているタイの人と街の姿。
私達が見たかったタイは 正直そこにはなかった。
私達が見たかったものは、近代化するタイではなく、昔ながらの伝統を残した美しいタイ。
それに触れるためには もっと時間をかけることと、
近代化の波が押し寄せていない 地方にいかなければならないのだろう。
ホテルの前にあった 7階建ての超近代的なショッピング・モール
観光をしていて 目についたのが
近代化を象徴するような電線。
立派なビルや高速道路のすぐ横に
恐ろしいほどに絡み合う 電線。
近代化の波のスピードに追いつけないで、
後回しにされているみたいだ・・・
ガイドさんの話では、前回の数ヶ月に及ぶ
洪水の際には、死者が80人出たらしいが、
水害のための溺死ではなく、
感電死だったのだという・・・・!
なんか、なっとく。
タイは もともと王国で、
近年まで王制政治だったらしいが、
それが終わった後も、
国民が王様を尊敬しているという。
町全体に 巨大な王様の写真が飾られていた。
現在は約90歳で 王宮ではなく
病院生活をされているのだとか。
王が亡くなった後の 後継者には
長男があげられているが、
女たらしで だらしない性格の長男は
国民から不評ということで・・・・・
ガイドさんによると
「ほら、英国のプリンス・チャールズみたいに
長男はどこもだめなんだよ~」 ということらしい。
それで 次代の王には プリンセスが人気があるのだという。
← プリンセスの大きな看板が街のビルの上に掲げられていた
西洋化の象徴とも言える(?)スターバックス。
ご他聞にもれず あちこちにあり
探すのに何の苦労もいらなかった。
あと、どこにでもあったのは、
マクドナルドと、ケンタッキー・フライド・チキン、コカコーラ
文字通り、世界を制覇した会社なんだと実感。
タイでは、マクドナルドの ロナルドも
「コップ・クルン・クラップ」 と 手を合わせて
タイ語のありがとうをやっている。
異文化で受け入れられるためにゃ~ここまでやらんと!
ショッピング・モールでは
コーチ、ヘルメス、イブサンローラン、
クリスチャン・ディオールなどなど
なんでもござれ~!
高卒の月給が2万5千円という社会で
こんなもの買う人がいるの? と思うが、
世界の波に乗らなければならないという
悲しいプレッシャーに、
タイの人たちも乗せられて・・・・・
グローバル社会というのは 世界の個性を
そこなわせる悲しいものだ・・・・
夫は、仕事で凝り固まった体を
本場のタイ・マッサージでほぐしてもらい、
「ふくらはぎが固まっている」 と言われて
小柄でもないマッサージ師の女性に
ふくらはぎの上に両足立ちで ほぐされ
今も痛がっている。
← 最後の食事 タイ料理レストランで
90分マッサージの後、気持ちのよさか、夫は料金支払いをすっかり忘れてホテルに帰り、
それを知らずに迎えに言った私に 4人ほどの従業員が 店の外で右往左往していて
「マダム! マダム! Your Husband, No money! No money!!」 (金なし! 金なし!)と
半分パニックになっており・・・・・・・
え~、私も 金なしよ~! (No Money!) ってことで、ホテルに帰ってみると
夫は、「払ったよ~」とのん気だが、 財布を見ると現金が減っていない!
慌てて 支払いに行くと言う ハプニングがあった。
また タイに来る機会は果たしてあるのだろうか・・・・?
もしあるとすれば、 次回はぜひ 田舎のほう、北部の山のきれいなところに行ってみたいな・・・
夫は 自然の中にいる 象やワニを見に行きたいと言っている。
まあ。実現できるかどうかは別として、バンコック旅行はよい思い出になった。