東南アジア旅行 カンボジア その4 景色と人々
アンコール・ワットのあるシエル・リアプ市は、カンボジア第2の都市だが、人口も少なくて とても田舎。
市の中心地でさえ、信号がいくつかある程度で 交通量も増えているとは言え、まだまだ少ない。
泊まったホテルの近くの道路 ↓
シアム・リアプには スターバックスも、
マクドナルドもなかった!
ケンタッキー・フライド・チキンと
コカ・コーラはあったけど・・・・・
きっと、これらのものは 首都プノンペンには
あるのだろう。
下はアンコール・ワットに 向かう道の写真だが、市街地から1~2分外に出ると こんな感じで
こんもりした木々の中に 町も 村も 遺跡も 点在しているイメージだ。
自然がたくさん残っているカンボジア、私達はとてもリラックス感を覚えた。
・・・・・でも、現実には まだまだ地雷や不発弾があるらしいから、
勝手にハイキングに行こうという訳にはいかないのだろう。
遺跡の前にある典型的なおみやげ物やさん ↓
観光客は、韓国人と中国人が多いらしく、そのほか日本人、ベトナム人なども結構 来ているらしい。
でも、なぜか使われているお金は 米ドル!
興味深かったのは、ドル紙幣でも 破れのあるものは 受け取ってもらえないこと。
お金の価値が下がるらしい。
アメリカでは くしゃくしゃにポケットに入れていても、メモ書きがされていても、
たとえ セロテープでつけてあっても 平気なのにね~。
あちこちで サルを見かけた。
観光客のものを奪ったりイタズラをするらしい。
かまれると狂犬病にかかる可能性があるので
遠ざかるように注意された。
そのほか、濃い茶色のリスも見かけた。
(リスの写真はなし)
バンコックと同じように、ここでも
トゥク・トゥクをたくさん見かけた。
バンコックでは 市民の足になっていたのと
ちがって、カンボジアで利用するのは
観光客のみらしい。
観光地で客を待つトゥク・トゥク →
シアム・リアプの主要な産業は農業で、
その中でも 米を3毛作で作っているとか・・・
雨季とあって、田んぼの中には 少しずつ
水がたまっていた。
田んぼの中に ヤシの木が見えるのは
本当に南国に来たという気持ちになる。
田植えをしているところを通りかかった ↓
農家では、牛か水牛を買っていて、農耕作業に使っている。
町の中でも、少数の牛の群れに出くわしたが、学校に通わない子供が牛追いをしているのも見かけた。
水牛は 水の深い畑で、牛は水の浅い畑の作業に使われるらしい。
都会の人間には、そんなことすらわからず、何でもかんでもガイドさんに質問~!
農家の様子。
雨季には 水かさが増えるため、高床式になっていて、下に牛を飼っていたり、
ハンモックでリラックスしたり、テーブルを置いて家族が集まっていたりしている様子。
ほとんどの家には 電気・水道がなく、電力はバッテリーで、水は井戸で供給している。
ローカルの市場 ↓
史跡観光の時には、ほとんどお土産売りが アプローチしてきて、商品を見せる。
どこに行っても 売っているものが ほとんど同じなので、
一度買ってしまうと、もう買うこともない。
お土産売りは 競争の激しい、厳しい仕事だ。
ガイドさんから、「値段は必ず 40%は値切るように」と
アドバイスされていた。
夫は この交渉がおもしろいみたいで、
(現地の人と 触れ合いたいのかな・・・?)
わざとすごく低い値段を言ったりして・・・・・・
← この女性は 寺院に入る前に、
「帰りに 私から買ってね! 待ってるから!」と
熱心なセールスぶり。
私達は 期待に応えて、彼女から
ブルーのテーブル・クロスを買った。
みやげ物売りは 子供達も結構多かった。
カンボジアでは、小学校入学率は 90%以上だが、
卒業率は 48%と 半分の子供達が
主に貧困という理由で 学校に通えなくなり、
農業や牛追いの仕事をしているのだと聞いた。
← お土産を売るシャンミ
シャンミちゃんは、英語が上手だった。
学校は午前の部と 午後の部に分かれていて、
彼女は午後の部に行っているため、
午前はみやげ物売りの仕事をしていると言う。
学校で好きな科目は 算数だと教えてくれた。
「学校をやめないで、勉強がんばってね!」と
励ましたら、Yes! と元気に返事をしていた。
カンボジアは 人口の半分が 20歳以下らしい。
これからのカンボジアを担う若い人たち、子供達が すばらしいカンボジアを築くことができますように・・・