チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

神様のなさるあまりにも不思議なこと

 
「LAには 知り合いが一人もいない」と書いた。
 
それは事実なのだが、実はちょっと違うとも言える・・・・・・・。
 
このアパートのあるSherman Oaks (シャーマン・オークス)と私は 全くの無関係とは言えないからだ。
 
と言うのも、亡夫ジムが結婚前に住んでいた町なのだ。
 
結婚後、1,2度、私もつれてきてもらったことがあったが、LAのどこなのか土地勘のない私にはわからなかった。
 
 
アパート探しの際、たまたま見に行った物件が シャーマン・オークスにあったことで初めて
 
「シャーマン・オークスがLAのすぐ北に位置している」ことを知った。
 
 
LAとは丘をはさんでいるため、ちょっと距離はあるが、治安がよく住みやすいという情報を知り、
 
気に入ったこのアパートを借りることにしたのだった。
 
(皮肉にも、ジムは治安が悪いところにリエを住ませるわけにはいかないと、オレゴンに行ったのだけど
 
 もしかしたら、当時より現在の方が 治安が改善されたと言うこと???)
 
Sharman Oaks、Van Nuys (ヴァン・ナイズ)、Sherman Way (シャーマン・ウェイ)など
 
ジムの口からしか聞いたことのなかった地名の場所に 今、自分が住むことになり、
 
毎日 車を走らせて ジムが何度も通ったであろう道路を 私も使っている・・・・・
 
 
今朝、ジムが数年間 通っていた教会 Church on the way (オン・ザ・ウェイ教会)の礼拝に行った。
 
ここは私も3度ほど彼と一緒に出席したことがある。
 
毎週1000人以上が集うという有名なメガ・チャーチだ。
 
心を開いて賛美を歌い、心に触れる牧師の説教を受け、非常に感銘を受けた。
 
 
ほぼ30年前、はじめてジムが私をここに連れてきてくれたとき、
 
 『22年後には彼がALSで亡くなって、
 
 50歳近くにして 大学院に入り、再婚もし、無事に卒業できて、
 
 ひとりでシャーマン・オークスに住むことになる』 などと、誰が想像できただろうか・・・・・!!
 
 
もしかして、天国に行ったジムは こうなることを神様から知らされていて
 
とっくの前から安心して見守っていてくれたのかも知れないなぁ・・・・
 
 
神のなさることは私たちの知恵や思いをはるかに超えていることを つくづく思い知らされる・・・・
 
私には神様の計画のこれっぽっちもまだわかっていないんだ・・・・・
 
 
ひとりでLAに住む不安を口にするたびに、
 
『神様が私をこの地に使わされたのだから、すべてを導いてくださるので 大丈夫。 平安を持って。』 と
 
励ましてくれる友人やブログ友の言葉に はっとさせられる。
 
 
私は 「ひとりだけど、ひとりじゃない」 ということが 少しずつわかってきた気がする。
 
なかなか頭ではわかっていても 実感が伴わない中、
 
脳と心の点と点が ちょっとづつ ぐるぐる~っと回り回って つながりつつある今日この頃。
 
でも まだ全体像は見えていない。
 
神様の愛と配慮に満ちた私のための計画を信頼して 前進することしかできないのね。
 
 
「すごいな~! すごいな~!」 そんなことを 考えながら毎日過ごしている。
 
 
シンガポールの夫は
 
「ジムの住んでた街に住んで、ジムの行っていた教会に行って、よかったね」 と
 
ちょっとジェラシー交じりのコメントを・・・・・
 
でも、実は 夫の方が 私よりずっと霊的な洞察力があって、
 
このことも含めて神様の導きの確かさを知っている。
 
 
シャーマン・オークスでの生活は 私にとっても意味深いものになりそうだ・・・・。
 
神様感謝して、ついていきます。 弱い私を助けてください。
 
 
 
                                                 アパートを見に来た日 
 
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