チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

ワールド・クラス

 
まだ、オリエンテーションを受けている。
 
今日のオリエンテーションは、9月から新しく雇用された人に対するもの。 
 
病院全体で 80人ぐらいはいただろうか・・・。
 
私達チャプレンも含めて、看護士、コンピュータのスペシャリスト、人事課、会計士など。
 
オリエンテーションの内容から印象に残ったことは、
 
UCLAは アメリカで5本の指にが入る最高の医療機関で、西海岸ではトップの病院であること。
 
患者と家族の満足度では、全米で1位という記録を23年間も保持しているのだとか・・・・!
 
 
私の勤務するロナルド・レーガン医療センターは、1994年のロス・アンジェルスのノースリッジ地震を受けて
 
それまで使用されていた大学病院の隣に 新しく建設され、5年間に完成したばかり。
 
500床以上のベッドがあり、すべてが個室。
 
個室のほうが、治療の質が保てるということと、プライバシーも守れるということらしい。
 
かかった費用は、1病室ににつき、1ミリオンドル!! (日本円に換算すると なんと7800万円!)
 
いや~~~、 それにしても すごいところやわ・・・・
 
 
警備からのオリエンテーションでは、もとロス・アンジェルス警察の警察官だったという警備員のトップからの話。
 
「私達の任務の第一は、あなたたち病院の職員の安全を守ることです。」
 
「アメリカ全土で起きている射撃事件のようなものが、いつここでも起こるか わかりません。
 
 全力を尽くしても 助けることが出来ない場合もあり、打たれるかもしれません。
 
 その時は、少なくとも打たれた現場が 全米で最高の病院でよかったと思ってください。」
 
怖い話もユーモアたっぷりだ。
 
夜勤のときは、ちょっとでも暗闇を危険に感じたら、絶対に一人で歩かずに、
 
警備に電話をかけて 病院のロビーから自分の車まで 気軽にエスコートもしてくれるらしい。(頼もしいわん!)
 
 
全体の印象としては、職員がみな、病院のことを非常に誇りに思っていて、
 
質の向上に一丸となって取る組んでいる様子。
 
たとえ、会計士やコンピュータ技師など、患者さんと直接に関わる仕事でなくても。
 
すべての職員が ワールド・クラスの態度で互いと関わるようにと 訓練・指導されている。
 
職場としては 働きやすそうなところだ。
 
さて、オリエンテーションも後半に入った。
 
来週からは、いよいよチャプレンとしての訓練と仕事がはじまるぞ~~。
 
 
 
                                      建設費用 一部屋7800万円の病室
                       
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