チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

マラッカ (マレーシア)


シンガポールに着いて最初の週末は バスに乗ってマレーシアのマラッカに行った

夕方出発し、国境である海を渡る 
橋のこちらとあちらにシンガポールとマレーシアの出入国の検査がある
驚いたことには、マレーシアからシンガポールまで毎日バス通勤している人も多く、
大勢の人が列を作って 当たり前の作業のように出入国を行なっていることだ

無事にホテルに着き (実はひと悶着あったものの)
翌朝、さっそくマラッカの観光へと出かけた

マラッカは ポルトガル領 → オランダ領 → イギリス領 → 日本領 と
長い歴史を経て、他国の支配下に置かれたこともあり、異国情緒がある

クライスト・チャーチ

イメージ 1



セント・ポール教会への階段

イメージ 2


セント・ポール教会から海を臨む 
景色のよい一等地に教会が建てられていたことがわかる

イメージ 3


マラッカの路地の商店街 おみやげ物屋が並ぶ
イメージ 4


マラッカ海峡といえば、古くからの交易で名前だけは知っていたので
海を見なければ・・・

イメージ 5

残念ながら、旧市街地のあたりには海岸はない
どうやら、ビーチ・フロントの地価の高騰を想定してか、埋め立てを重ねている

かつてはビーチ・フロントだったホテル群が もはやそうではなくなっている・・・
マラッカの近代化もどんどん進んでいるということか


驚いたのは、中国人の観光客で埋め尽くされていたことだった
中国の旅行雑誌にでも取り上げられているのか知らないが
これと言ったとりえも無いような店の前に 
長蛇の列がでいているのが あちこちにあり、なんとも不思議な光景


フランシスコ・ザビエル教会
イメージ 6

中に入って、しばらく長いすに座り ステンドグラスや建築を観賞させてもらった
ここから日本にむけて布教のため旅立ったザビエルはどんな気持ちだったのだろう

そのほかにも色々な歴史的な建造物を見て、そぞろ歩いた
そして、夜にはお楽しみの ナイト・マーケットに行き
ローカルの食べ物を食べたり、おみやげ物屋をひやかしたり・・・

マラッカは歴史の物語を残す取り組みと同時に
近代化の波に飲み込まれそうになって、
文字通り歴史的な場所が 取り囲まれるように 大きなビルが押し寄せてきていた

この小さな町に世界遺産を見ようと 私をはじめとする大勢の人間が歩き回ることで
町が荒らされ、心無い観光客によってすさんでいくように見えた

世界遺産は 経済の発展の追及には貢献しているかもしれないけれど
本末転倒なところが垣間見えた


涼を求めて飲んだスムージー
イメージ 7