チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

ミャンマーのおもてなし


夫の部下のお姉さん、オマーさんは
ヤンゴン空港に出迎えてくださったばかりでなく、
夕食も連れて行ってくださり、ホテルに送ってくださった

別れ際に、オマーさん
「明日は 何時にお迎えに来ればいいですか?
観光にお連れしましょう。」

私たち
「え? そんな、そこまでしていただくなんて、申し訳ないです。
自分たちで何とか観光します。」

オマーさん
「何をおっしゃってるんですか。
お二人は はじめて私の国ミャンマーまで来てくださった 大事なお客様です。
明日は、是非観光にお連れしたいと計画しているんですよ。
そんなことをおっしゃらないで、10時ごろはいかがですか?」

そのお国の習慣もあるだろう、むげに断るのも失礼なのかもしれない
そこで
「でしたら、1~2箇所 ご迷惑にならない程度で、お願いします」
とお願いすることになった

と言うことで、
2日目は 有名なシュエダゴン・パゴダの見学に連れて行っていただいた
夜に部屋から見えていたお寺だ

シュエダゴン・パゴダは ミャンマーで最も重要な仏教のお寺であり、聖地

インターネットより

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中心のパゴダの周りにも 小ぶりのパゴダが無数たっている
まぶしい金、そして地面は白い大理石で整えられていて 照り返しがきつい!

小ぶりのパゴダの中にはそれぞれ数個の個室(ほこら)があり、
その中に仏像が置かれていた

ミャンマーの仏教の習慣として、自分の生まれた週が 
自分の人生に大きな影響を与えると信じておられると言う

名前や結婚など人生の大事な事柄を決めるとき、曜日が大きな位置を占める

オマーさんの話に寄れば、
結婚の愛称がよい曜日の結婚は喜ばれるが、
そうでない場合は 親に反対されるのが通常らしい

ちなみに、土曜日と木曜日のカップルは愛称が非常に良いとされていて
オマーさんは 木曜日、ご主人は土曜日なのだとか

シュエダゴン・パゴダでは曜日別に決められたセクションに
仏像や動物(干支のような)がまつられていて、自分の生まれた曜日のところで 
お供え物をしたり、お祈りをしたりされている

ここは火曜日のコーナー

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キャンドルや線香をたき、お供え物を奉げる

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不思議なことに、ミャンマーの曜日は全部で8曜日あって
日・月・火・水・水(!)木・金・土と 水曜日は午前と夕で2つに分かれている

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シュエダゴン・パゴダは 敷地がとても広大で
博物館など 様々な施設があり、一つ一つ見学させてもらった

なかでも、釈迦の人生を説明した展示は かなり力が入っていて、
誕生のシーンから 悟りを得たときのシーンなどが再現されていた

3つほどの展示を見たところで、同じような展示が20室ほどあることに気がつき、
あまりの蒸し暑さと汗で、気が遠くなる感じだった

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ミャンマーが 独自のパゴダを持つ 熱心な仏教国であるなんて
行ってみるまでわからなかったので、非常に驚いた