チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

告知


治療によるこれ以上の改善が見込めない患者さんやご家族への告知の場に
チャプレンとして立ち会ってほしいと 医者から依頼がある
精神的・心理的なサポートのためだ

今週は2人の患者さんの告知に立ち会った

医師の話の詳細を受止めようと 感情的なことは後回しにし、
これからどうなるのか、どう対処していくのかと 
必死に耳を傾け、質問し 情報を聞き取ろうとする家族

死を静かに受け入れ、涙を流しながらも 「お祈りしていただけますか」と
依頼される家族

それぞれに 受止め方は違っている


人は必ずいつかは死ぬとはわかってはいても、
そのときが来ると、動じてしまうのは 自然なことだ

チャプレンとして 寄り添うことしかできないのは 悲しいことだ
毎日 厳粛な気持ちで 応対にあたっている