チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

あるクリスマスの出来事

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クリスマスに近くなり、私たち家族は友人から招待を受けてクリスマス・ディナーに行った。

お腹もご馳走で満足し、とても楽しく過ごした後の帰り道。

山道が、凍結!

うちの家は標高が高い所にあるため、気温がかなり下がるということを誰もがうっかりとしていたのだった。

運転暦 うん十年の父が運転していたが、上り坂の途中で車がまっすぐ走れなくなり、

車体が斜めになったかと思うと、そのままズルズルと後ろにすべって流れ出した!!

「キャー!」「ひぇー!」と、さあ大変。

みんなドレスアップして、私なんぞはパンプスを履いていたが、そんなことは言っていられない。

ジムと私は車を降りて、ツルツルの道路に出、必死で後ろから押した。

(こういう時、母はいつもお得。『私、できないー。』と言うだけで、なぜか何もしなくても免除される。)

二人でしばらく必死で押した結果、何とか車が前進し始め、無事に家にたどり着くことができた・・・。

あの真っ暗闇での格闘を思い出すと、今でも恐ろしい・・・。


しばらくして、大雪が降った。

ジムは大学院の帰り、車が運転不可能になり、山のふもとに乗り捨てて歩いて帰ってきた。

次の日、シャベルをもって、二人で車を掘り起こしに行ってみると、

車の屋根の高さまで雪が降り積もっており、どこに車が埋まっているか分からない状態。

ジムの大体の目安で雪をかいてみると、中にちゃんと車があるのが確認できた。

その後2,3日は車は雪に埋もれたままだったのを覚えている。


雪が降ると、近所の少年マット君をはじめとする男の子たちは、大喜び。

山の上から下まで優に1キロはあるかと思われる道を そりで滑り降りる。

かなりのスピードが出て、スリル満点!

雪で台を作って スノボーのジャンプも楽しめる。


山の上の冬は過酷だったが、楽しかった。