チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

ドイツ料理で誕生日

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ジムが私の誕生日にドイツ料理レストランに連れて行ってくれた。

ポートランドで有名な 「ラインランダー」

ジムはドイツ系アメリカ人ということもあり、小さい頃からドイツ料理には詳しい。

また、陸軍時代には6ヶ月間 ドイツに駐留していたこともあり、ドイツ料理が大好き。


「ラインランダー」の店内はドイツ風のインテリアで飾られていて、異国風で素敵。

食事を注文してできるまでの間、アコーディオンの生音楽にあわせて男性の歌手が大きな声でドイツの民謡を歌ってくれる。

しばらく聞いていると、その歌手が歌いながら私のそばにやって来た。

ころよく1曲が終わり、客の拍手が起こった。

次の歌が始まるとなんだか変だぞ・・・・?

歌手は、ドイツの有名な「ラブソング」を歌い始めたらしいのだが、私の目を見ながら、

ジワジワと私に近づきながら歌っている・・・・?

どうやら、ジムが事前に私の誕生日を知らせてあったようで、

歌手は、私の前にひざまづき、私の手をとって、目をずっと見つめて歌い始めたのだ!!

もう、顔から火が出るほど恥ずかしくって、「穴があったら入りたい」というのはああいう状況のことだろう。

手を引っ込めようにも、意地悪く、ぎゅっと握り締め、離してくれない。

わざとコミカルに大袈裟なしぐさで、「なぜ手を引っ込めようとするのか?」というそぶりを見せる。

周りの客たちは、私が恥ずかしがっているのをみてますますおもしろそうに楽しんでいるではないか!

そして、まんの悪い事にその曲は4番まで続いた・・・・。

ジムは、まんまと私に恥ずかしいスポットライトを当てる事に成功して、満足そうに笑うだけで、私を救出してくれない。

やっと、曲が終わった頃には 汗が出るほどはずかしかった。

今となっては、何の料理を食べたのやら忘れてしまったが、すごく印象に残る誕生日のお祝いだった。

ジム、ありがとう!