チャプレンのブログ・ALSなんか大嫌い

アメリカでチャプレンとして働いています

ハイキング@Mailbox Peak Trail

 
これまでで 最もシリアスなハイキングに行った
 
その名もメールボックス・ピーク・トレイル
 全長12キロ 高さ1250メートル
 
このコースはいつも登山口の前を通り過ぎる際
うらめしそうに見て 私たちには無理だと思い込んでいたコース
 
きのうも 別のコースを目指して メールボックス・ピークの登山口の前を
通りかかったところ、なんと駐車場がすいているではないか・・・
 
雨こそ降っていないが曇りで、せっかく山頂についても景色が見えないためだろう
 
夫「挑戦してみない?」
私「できると思う、私たちに?」
夫「できるにきまっているさ~」
私「そう言うんなら、やってみようか」
 
てなことで、挑戦することに。
 
全長7.2マイル(12キロ)というのは 大したことないが、
最初の4キロでこれまで登ったことのない 4100フィートを(1250m)を
登り切るコースなのだ
 
最初から 一歩一歩が大きな階段を上るような 急な登り坂
平坦なところが少しもない
 
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コースのほとんどが ぐねぐねと露出している根っことの闘い
根の間に足を入れると、靴に引っかかるし
根の上に足を置くと、すべる
どないせ~ちゅうねん!
 
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格闘を慰めるかのように 今回も花に癒された
 
久しぶりに見たベアーグラス
この山では 湿度が十分なのだろう こんなみずみずしいのは初めて
 
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頂上に近づくと たくさんの種類の花が・・・!!
 
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こんなきれいな場面だというのに、コースはさらに険しくなり
うっとりしている余裕全くなし~!
 
ここからは 根っこではなく、岩との闘い!
大小の岩がゴロゴロしていて 足場が悪い
判断を間違えれば 転んだり足首をいためたりしてしまう・・・
 
これでもか、これでもか という風に 険しさが増してくる
いくら進んでも、いくらがんばっても 到着しない
 
下山してくる人たちは 口々に、「もうすぐだよ!」とか
「あと10分ほどだよ」と励ましてくれるけど、なかなか着かない!
 
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3時間登り続けて やっと到着!!!
 
頂上にメールボックスがある
この中には、先についた登山者たちからの メールやギフトが入っていて
自分の持ってきたものを入れ、何かを記念にもらっていくという仕組み
 
私たちは準備がなかったので 何も入れなかったが
DVDとかお菓子とか、いろんなものが入っている様子
 
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ここでいつものようにサンドイッチのランチを取り出し、晴れ間を待つ
もしかしたら ラッキーに景色が見えるかもしれないのだ・・・
 
一瞬 霧が晴れて雲の隙間から 下界の景色が見えた
ああ、もどかしや
 
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わざと休憩を長目にとって 景色が見えるのを待ったけれど
残念ながら、これ以上には見えなかったため、あきらめて下山
 
夫は 「また次に天気のいい日にくればいいさ」というけれど、
私は心の中で『こんな大変なハイク、次なんて ないだろう・・・』と思う
 
 
下山は長いコース
皮肉にも、雲が晴れて 少しながらも景色が見えた
 
いつもいくラトルスネーク湖が見える ↓
 
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下山のルートには 登りの時にはなかった花がさいていた
 
たくさん咲いてて目を慰めてくれた ブリーディング・ハート(流血ハート?)
 
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何という名前かわからないが ビーズのような花(実?)
 
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高山植物を堪能したいところではあるが、それどころではない!
 
山登りは、登りがきついのは当たり前だが、
 きつさから言えば、下りのほうがズッ~~~っときついのだ・・・
 
ガクガクの足で8キロ歩いて下山
 
もう、2度とこの山には来ないぞ~! と心に誓った
しかし、夫は 「もっと訓練してから再挑戦すれば 足の痛みは全然違うと思う」と
いかにも彼らしい 前向きなお言葉を発しておられた
 
4100フィートのハイキングを達成して 素直にうれしいという気持ちと、
『4100フィートが登れたのだから、3000フィート級なら簡単にできるはず』
とコメントを発する夫の言葉に 「ウワァ~ 大変!」という気持ちで 複雑・・
 
とにかく、今日は足が痛い
家の階段の上り下りに 二人とも悲鳴を上げながら生活している